namahoge
職がなくても音楽が聴ける現代に生まれてよかった!
#ChooningPodcast の構成作家
https://open.spotify.com/show/0gKAxrv0EZllCyAEQkPT7a?si=7MG0ysaFQYunjO3qvdja9Q
ポップシンガーの何がすごいって、臆面もなく人間愛を語れるところにあると思っている。それが昨日今日のニュースを追っていて、ポップシーンが発展した戦後80年は歴史の奇妙な間隙でしかなかった、とか考えると、ひたすら悲しくなった。たった80年、奇跡的に現れた平衡点から生まれた危ういものに、人生の多くの意味を見つけようとしていたから。「自分の形に似た友達と僕はただ話してみたいよ」というリリックはたぶんコロナ禍の街のことを指しているけど、侵攻があった夜にリリースされたせいで、さらに切実な意味をもって訴えかけるものがあって、なんかもうふつーに泣いてしまった。
#cicada1009 という配信DJイベントを見ている。hallycoreという現役大学生(たしか)が主宰する小規模なイベントだが、どのアーティストもレベル高くて見ていて面白い。特に、映像が全部持ち込みなのが面白い。普通にDJをする様子を撮る人から、映画やアニメなどの映像をごちゃごちゃに切り貼りする人、3D空間でアバターを着てDJする人、YouTuerのノリでオリジナルの動画を作って流す人などがいる。通常の生身のイベントに比べて視覚優位なオンラインライブだからこそ、若手アーティストが自分の世界観を表現しやすいわけである。
ちなみにこの曲の耳中華さんは特にオリジナリティが突出していて超よかった
いまK-POPで最もエッジーなグループ(しらんけど)ことaespaが今夜カムバということで日がな一日興奮しているわけですが、昨晩公開された15秒程度のティザーを見ると、もしやめっちゃPC MUSICオマージュじゃね??となるようなベースミュージックのトーンがあり、ウオワオオオオ!!!!という気分で今日を過ごしました。そんなこんなで勢いづいて、金もないのにポスター買っちゃったし、聞ける機材ないのにCD買った。まだ後悔はしていない。
普段は家にこもっていたいのに、台風の日ばかりは外に出たい欲求が高まる。昼を過ぎた頃、仕方がないのでVRヘッドセットを被って気を紛らわそうと思ったら、そのまま外が真っ暗になってしまった。アリアナグランデのVR LIVEの映像を見たり、キズナアイのVR LIVEを見たり、一心不乱に卓球のラケットを振ったり。ほとんど音楽と卓球専用機になっている。これはナイショの話だが、僕が中学生の頃卓球部だったことは、大学以降出会った友人にはひた隠しにしている。もしスポッチャ的なところで卓球をやることがあれば、本気は出さないがなんか上手いキャラで通そうとした。でも、ここなら全てが解放できる。そう、VRならね。
数日前に「オンラインの安心感」というVR Chat内のDJイベントがあった(イベント名よすぎ)。その名の通りオンラインを主戦場にしているアーティストが集まっていて、ハイパーポップやらガバやらがガッシャガッシャ流れている素敵空間だった。ケイティペリーのLast Friday NightがBPM200くらいの爆速でかつメタメタにチョップされていたのが流れた時は、まさしく「オンラインの安心感」を覚えたものである。僕の住んでるオフラインなシェアハウスで流したらキレられそうなくらいうるさいもの。
この曲は件のイベントの主催者であるgaburyu氏の作品。ブレイクがよすぎて200回くらい聞いてる。
名前は知っているし数曲くらい聞いたけどピンときてなかったアーティストが、突然あらわれて心の琴線をビンビン乱打するやつが、さっききました。僕は無職なのでめったにない寝不足状態によっぽど疲れていたのか、ピュアな音楽を聴きたいと思って適当に流したフォークMIXみたいなので引き当てたのがこの曲。無骨で奔放なボーカルワークとかオカリナ的な笛とか、全体としてはアコースティックなテンションなのに、ベースだけサイン波ぽい電子音なの謎だけどいい。何言ってるかわからんがとにかく祝福されてる感ある。あと、爆音で聴くと終盤のイヤホンの音漏れみたいな演出に毎回ビビるけど癖になる。今年の秋はフォーキーに生きる。
中国で2000万部以上発行され、アジア人初のヒューゴー賞を受賞したハイパーなSF『三体』シリーズを読み終えて一週間、何を読んでもパッとしない三体ロスに陥っている。
三千万桁の二進数の計算を三千万人の人で再現したり(?)、二次元まで展開された陽子が空を覆ったり(?)、人間の脳みそだけを搭載したロケットが光速で飛んだり(?)、カタナを持ったニンジャガールが人民を脅かしたり(?)、とにかくイマジネーションの限りを尽くしたトンデモな作品を一気に読んでしまったので、読後の非現実感がやばい。作品世界に戻りたすぎて、人生で初めて読書会(という名の感想戦)の予約もしてしまった。読んだ人は是非話しましょう。
東浩紀とスキーに行く夢を見た。那由姫(なゆひめ)スキー場というところに現地集合で、一泊するプラン。一体なんの啓示??
実家にまだ使えるレコードプレイヤーがあったので、生まれて初めて自らの手でレコードをかけた。親父のコレクションを物色して見つけたのは、ミュシャ風の絵がジャケットになったドイツのプログレバンドのミニアルバムだった。
「いまだノヴァーリスを知らぬあなた。このアルバムに針を落とす時、そう、その時から神話は蘇る。」
大仰なライナーノーツに書かれた「針を落とす」という表現とか、親父からプレイヤーの使い方を教わる時に口走る「針圧」とか「回転数」とかの言葉にいちいちテンションが上がってしまう。
しかし問題は、この家にハードロックとプログレしか無いこと。音楽への好奇心と、平穏への希求が完全にトレードオフ。
#Ontha 第7回公開!
https://open.spotify.com/episode/3agyJlLU3CIkN9cuVSyIcB
今回は、思春期におけるバンド活動が自意識の形成にどう関わるのか?というテーマ。バンド経験者である @ezeroms と @uchino の2人による小っ恥ずかしい中高生バンド話を、未経験の僕が聞きました。
「Radioheadはちょっと無理して聴く」とか「oasisじゃなくてあえてblurをやる」とかの話は、きっと自分もそうなっていただろうなー、と勝手にめっちゃ共感した。わりとマジメに"自意識"についてもディスカッションしたので、是非聴いてください😎
立っても座っても寝そべっても汗をかくくらい蒸し暑いので、精神をブラジルに集中させ、さも一年中かくのごとし、暑いのなんてヘーキ、ヘーキと錯覚しながら夏を乗り切りたい。
Ponta De Areraは邦題「砂の岬」。かつてゴールドラッシュで栄えた内陸の街、ミナスの金鉱が掘り尽くされ、街は空っぽ、いまや港へとつながる鉄道も無くなってしまった...という悲しい郷愁を歌っている。広漠とした荒野が目に浮かぶような歌声は、「ブラジルの声」と呼ばれるスゴい巨匠、ミルトン・ナシメントのもの。74年に同楽曲をウェイン・ショーターのプロデュースで発表しているけど、個人的には素朴で実直なこのバージョンが好き。
フィッシュマンズ映画に備えて読んでいた記事より、メンバーのみんなが理想としていた音、ライブ前のサウンドチェックでは必ずこの曲を流していたらしい。
https://natalie.mu/music/column/434463
SpotifyにはLive ver.しかないのが残念だが、それでも伝わる鋭利なオルタナ感。この音をブラジル音楽のレジェンド2人が、50歳を過ぎてから作ったのだというから驚きだ。たしかに、フィッシュマンズの真顔すぎるオルタナ感と通づる気もする。誰が言ったか忘れたけど、「佐藤くんは若いエネルギーが輝いたというより、最初から老熟していたタイプだった」と聞いたことがある。
「ひかりのディスコ」然り、中田ヤスタカが80'sを解釈するとなぜか手ぐせ感の強い10年前のサウンドに戻るという、懐古厨の僕が泣いて喜ぶ現象が起きている。あえてシンセ全般をポリリズムあたりのキャリア中期("ぱふゅ〜む"時代を含むオッサン史観である)の音色に合わせているのは確からしい。
ところで、印象的なカッティングギターとミニマルな構成がStardustの「Music Sounds Better With You」を彷彿とさせて、まさかDaft Punkへのトリビュートソングか?ヤバ!!!と思ったけれど、リリックを読む限りそんなメッセージは全然無さそうだった。興奮し損のただの神曲である。
90'sR&B風のTylerの新譜。よすぎ!!!アルバム全体でブーンバップからトラップまで黒人ポップスの引き出しをフル活用していて、総じてクオリティがめちゃ高い。Tyler, "The Creator"という名に恥じない、クリエイターかくあるべしといったような、自分でプロダクションを持っているから出来るような作品でもあるなと思う。最初聞いた時、積み上げられてきた重厚な文化を全身で浴びた気分になって、現代に生きていてよかった!!とちょっと泣きそうになった。大袈裟だけどマジ。
こうしたミドルテンポのファンクビート、Doja Catの勝ち確パターン入ってる感ある。もっと作ってくれ!!!
パンク×ハイパーポップな超名作。このサンプル音源の後の、ヤケクソ気味のチョップ連打がマジでぶっ飛ぶ。スマホかヘッドフォンがぶっ壊れたと思うような心身に悪いサウンドは、機械への無理解と警戒を突いてくるようで、ジェットコースターのような明らかに不健康な爽快感がある。でも、Uber配達員の仕事をしながら聴くと、マイナス×マイナスの要領で非常に健康が良くなる。ペダルの回りが快調になって、よーし、次はあのタワマンの24階だな!いくぞー!!!!と前向きな気分になる。今日はエレベーターで金持ちの子どもに「かばんの兄さん」と言われて急速にやさぐれた気分が蘇ってきたので、爆音でこの曲を聴き直したら元気になった。
ハイパーポップ文脈で紹介されていたアルバムの最後の曲がそのまんま残酷な天使のテーゼで笑った。タイトルは「クンビアゲリオン」。クンビアとは南米コロンビアの伝統音楽の名前だ。底抜けに陽気なラテンのリズムの上に聞き慣れた名アニソン。幻想上の常夏、といった風情がある。
(書いてから気づいたけど、そういえばエヴァの世界は夏しかないな)
トラックとダンスが鬼かっこいいのはもはやK-POPの常となっているが、aespa(エスパ)も然り、とにかくMVがヤバいので見てほしい。尋常じゃないカメラワークへのこだわりと、ヴァーチャル表現のレベルの高さに驚く。
https://youtu.be/4TWR90KJl84
彼女らは日中韓の多国籍な4人組であり、また現実とヴァーチャルの多次元な8人組である。SINKをすれば互いをリンクできる他に、P.O.Sを通ることで現実と仮想を行き来できるそうだ。何を言っているか分からないかも知れないが、僕もよく分からない。考察班が鼻息を荒くするようなオタクホイホイなグループであるが、実力は確かである。
「初カキコ…ども…俺みたいな中3でプログレ聞いてる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは」な学生時代だったので、ゴールデンの歌番組に登場しクラスの流行歌になっていた西野カナは、仮想敵の一人だった。
それから数年後、何かの番組で語った「歌詞を書く時は何人もの友人に聞き込みをして、最大公約数を取れるように作っている」という旨の発言に対して、一部のファンは「カナやんの言葉は嘘だったのね!」とショックを受けたそうだが、僕は、めちゃクレバーやん!といたく感動したのを覚えている。クリエイターとしての発言を許されたのも、僕が穏やかな気持ちで聴けるようになったのも、時の流れによるものかと世の無常を感じる。
僕にはどうすることもできない、受け止めることだけが精一杯というような深刻な話があって、互いに黙りこくって壁を見つめていた。自分がパッと思いつくような話はきっと先輩の中で何百回も逡巡しているだろうし、気の利いた一言が口を突いて出てくるほど利口でもないし、どうにも仕方がないので壁に空いている穴を数えたりしていた。すると、スピーカーから聞き覚えのあるハイテンションな音楽が流れた。
そわそわしてるだけ♪
何も起こらなーい♪
このシチュエーションと、先輩が置かれている状況とリリックが完全に一致していて、二人して吹き出した。
tofubeatsよ、ありがとう、ありがとう。
(しかし問題は解決してない)
久々の遠出で、愛知県は豊橋に向かっている。出張の常として、僕はよく当地の出身者を調べる。
真魚。日本の女優。『カメラを止めるな!』で娘役を担当。この子の演技よかったな。
GEN。04 Limited Sazabysのボーカル。へー。
喜太郎。グラミー賞の受賞・ノミネート17回のキーボーディスト。とんでもねーな。
松平健。
オーレー オーレー
(デケデケデン!)
マツケンサーンバー!
あぁ 恋せよ (アミーゴ)
踊ろ (セニョリータ)
眠りさえ忘れて
踊り明かそう
(パッパッパー)
サンバ ビバ サンバ
マ
ツ
ケ
ン
サーンバー
オ・レ‼︎を聞きたい方はspotifyへ。
台湾に行った時に覚えた歌。現地で知り合った人に聞いたところ、「台湾のオザケン」的なポジションであるらしい。当時、これをソラで歌えたら感心されることだろうと必死に歌詞を覚えたので、未だにサビだけ歌える。
啊!! 世間的男男女女
アーアー セーカンテーダンダンニーニー
失情傷悲得愛歡喜
シッチュウショー ピ ェアイオンーニー
一旦踏入愛情的研究院
イッタンフンダーリー アイジューウェ ケンキューゥイーン
就永遠無法度倘脫離
ジュウエイエンォー ムォハットー タントァーリー
こんな糖分高めな歌を作っておきながら、彼のルーツはイギリスのプログレらしい。不思議である。
大前粟生の短編小説『おもろい以外いらんねん』を読んだ。ぺこぱやEXITらの新しい世代が実践する「誰も傷つけない笑い」が評価される現代、文芸の立場から
「"おもろい"と"倫理"の狭間の問題」を照射する快作だった。高校の教室で繰り広げられる「お笑いの模倣」から芸人の「プロとしての笑い」を地続きに批評する演出はドキュメンタリーのような切れ味があって、それを一編の青春小説としてまとめている腕力に感服した。登場人物のやりとりはほとんど漫才的で笑えるし、とにかく最後の会話劇は泣ける。お笑い好きにも、青春モノが好きな人にもおすすめです。
そういえば、R指定も「童貞キャラ」をやめた(?)のは時流を感じる。
水中に潜って聞くVaporwaveという感じ。
このアーティストは何者なんだろうと調べると公式サイトが出てきた。が、そのサイトのせいで、むしろ正体が分からなくなった。
https://bliss3three.neocities.org/
PCから見てほしい。まずマウスカーソルが雑な綾波レイになり、メニューと思しき一覧にはけいおん!の5人が添えられている。試しにりっちゃんの「Media」を押すと、なぜかマインスイーパーが設置されている。アーティストのサイトではないのか??秋山澪の「Cool Sites」はいわばリンク集だが、並ぶサイトはもっとヤバそうだ。不穏なネットサーフィンが始まる。。
#ChooningPodcast
ミシェルゴンドリー監督の有名なMVがあるが、あの車窓を流れる電柱やら家やらの景色の一つ一つが「曲の構成要素」として再生される未来が近づいている。車の自動運転のために発達した外部センサーと、コンピュータ作曲技術がミックスした「リアルタイム作曲」の開発が進んでいるらしい。こうなると、より刺激的な音楽を求めて爆走するんじゃないかという危惧は野暮もいいとこだけど、風景を見て生まれる感情を最大化させるという意味で、すっごく楽しみな技術。今回はそんなよもやま話👀
https://open.spotify.com/episode/3DmJ5HGlrIzlBq7FfrrTH4
同居人がZOZOグラスなるもので肌の色を計測していた。僕もそれを借りて計測してみたら、「イエローベース」という結果になった。世の中にイエローベースとブルーベースというコスメの基準があるというのはうっすら知っていたが、いわば、アスカがイエベで綾波はブルベなのだという理解でいいだろうか。ドラクエ5ならビアンカはイエベで、フローラはブルベだ。ジャンプなら花道とゴンと炭治郎はイエベで、流川とキルアと義勇はブルベ。情熱がイエベで理性がブルベだ。鳥山明の書く男キャラはピッコロら宇宙人を除くとほぼイエベだな。AKIRAもイエベっぽいキャラが多いけど、施設の子どもたちはブルベ。ってか真っ青。知らんけど。
新潟生まれのディーヴァRina Sawayamaがエルトン・ジョンとコラボ。え。えー!すご!!すんげええ。
『Chosen Family』はまさしくそういう意味で、LGBTQに向けたメッセージソング。エルトン・ジョンは2014年に同性婚していて、ローマ教皇の「同性婚は祝福できない」公式見解を批難するような先進的な発言もしている。
それにしてもRina Sawayamaの初期の頃しか聴いていなかったので、おもっきしサイバーパンクだなー、オリエンタリズムだなー、ブレードランナーだなー、くらいにしか思っていなかったけど、気づいたら超ディーヴァ。ほんとすごい。
#ChooningPodcast
先週の金曜日、clubasiaにhyperpop勢が集結していたので謎の義務感で遊びに行った。クラブも渋谷も久々だったが、パンデミックの最中に生まれたhyperpopを他人と同じ空間で聴いたのは初めてだったので、家の音楽をフロアで!という感慨があった。
そんなasiaもその3日後には都の要請で営業中止。おいおい、ライブエンタメやってけんの??といったことを @ezeroms と話しました。
https://open.spotify.com/episode/5KzKOzI6ISWuFpsSTAujkb
MOTHERでhyperpopは俺得すぎる