中国で2000万部以上発行され、アジア人初のヒューゴー賞を受賞したハイパーなSF『三体』シリーズを読み終えて一週間、何を読んでもパッとしない三体ロスに陥っている。
三千万桁の二進数の計算を三千万人の人で再現したり(?)、二次元まで展開された陽子が空を覆ったり(?)、人間の脳みそだけを搭載したロケットが光速で飛んだり(?)、カタナを持ったニンジャガールが人民を脅かしたり(?)、とにかくイマジネーションの限りを尽くしたトンデモな作品を一気に読んでしまったので、読後の非現実感がやばい。作品世界に戻りたすぎて、人生で初めて読書会(という名の感想戦)の予約もしてしまった。読んだ人は是非話しましょう。