「初カキコ…ども…俺みたいな中3でプログレ聞いてる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは」な学生時代だったので、ゴールデンの歌番組に登場しクラスの流行歌になっていた西野カナは、仮想敵の一人だった。
それから数年後、何かの番組で語った「歌詞を書く時は何人もの友人に聞き込みをして、最大公約数を取れるように作っている」という旨の発言に対して、一部のファンは「カナやんの言葉は嘘だったのね!」とショックを受けたそうだが、僕は、めちゃクレバーやん!といたく感動したのを覚えている。クリエイターとしての発言を許されたのも、僕が穏やかな気持ちで聴けるようになったのも、時の流れによるものかと世の無常を感じる。