Andy Stottの21年作。
インダストリアルな荒涼とした音にズブズブと沈んでいく体験だけでも素晴らしいのですが、ボーカル曲では暗く抑制的ながらも感情が滲むような歌が非常に生々しいのが唯一無二。音とのギャップがあるようで、実は一体となって凄みを増しています。
沈み込むという点ではラストのこの曲が圧倒的。前曲の漂白されたアンビエントからの落差もあり、重々しくスローなビートに完全に囚われてしまいます。不穏というか暴力的なキックに痺れる。
#鳥ジャケ
Death Cab for Cutieの03年作。
有名な作品ですが初めて聴きました。
ボーカルの歌い方にエモっぽさを感じましたが、性急なところはなく、自然だけど丁寧に組み上げられた美しいギターロック作品。
やっぱこの表題曲が素晴らしいです。
この寡黙なギターリフは、別離してしまった人への祈りのように響いて、静かな反復と高揚がじわじわと効いていきます。"I need you so much closer"という歌詞とメロディに完璧に合致しています。
荘厳ですが派手ではなく、理想的なスケールに到達していてすごいです。
#鳥ジャケ
American Flyerというバンドの76年作。
Erik Kaz等の著名なアーティストが集まった所謂スーパーグループ。しかもGeorge Martinプロデュースということで、悪い訳がない高い完成度を誇ります。
美しいフォークロックで、単なる豪華メンバーの足し算になっていないのは、メンバーのコーラスとストリングスの緻密な絡みが素晴らしいからだと思います。
ソフトロックのプレイリストに入るのも納得です。
もちろん楽曲も良いものばかりとしか言えませんが、シンプルながらも地平線に沈む太陽のようなスケール感のあるコーラスが美しいこの曲を挙げておきます。
#鳥ジャケ