Chooning

Mark Barrott

  • Mark Barrottの14年作。 "Sketch From An Island"のとおり、彼が住んでいたイビザ島の景色を余すことなくスケッチした作品。 最初の曲こそダンサブルですが、2曲目以降はどんどん島の奥地に潜り込んでいくようで、神秘的な自然に自我が溶けます。後半のこの曲を聴く頃にはデトックスが完了して音に漂うだけです。 最後の曲のラスト5分はほぼ鳥の鳴き声だけとなり、最終的に自然への畏敬まで抱かせてしまう、ディープチル体験に至ることができます。 個人的には鳥ジャケ作品の金字塔の1つです。続編の次作ももちろん鳥ジャケ。 #鳥ジャケ
    aoba_joe
  • Mark Barrottの新作EP。 バレアリックな名作を連発していたのも今は昔。近年はアンビエントに寄った作品が多く、ジャズへの接近も散見されましたが、その方向性の1つの到達点に感じました。 組曲的な全4曲のうち、生演奏が入るのはこの表題曲くらいですが、それが違和感ないくらいに細やかな電子音とジャズの生演奏、女性ボーカルが一体となってジワジワとクライマックスを迎えます。 アンビエント的な平静さを保ちつつ自然な起伏を作ってスリリングなところが素晴らしいです。 余談:ジャケットがSandro Perriの"Impossible Spaces"に酷似しています。遠目で見ると同じ。どっちも名盤。
    aoba_joe
  • Mark Barrottの新作。今作は妻の死を悼んだ作品とのことで従来のバレアリックな作風とは全く異なります。オーケストラ作品とアンビエント作品が違和感なく並んでいて、美しい作品に結実しています。 前作は日本がテーマでしたが、この曲はまさに前作を引き継いでいる感じがあります。
    aoba_joe
  • Mark Barrottの18年作。素晴らしいバレアリック作品しか残さない人ですが、本作は特に好きです。他の作品よりエキゾチックな感覚を削いでいるので、どちらかというとテクノに楽しめます。濃い緑のジャケットが美しいし、作品のディープさと上手くマッチしてますね。
    aoba_joe
  • 私にバレアリックなるものを教えてくれたMark Barrottの作品には、恐ろしいほど外れがない。享楽的な曲であってもどこか思慮深さを感じさせるところが、想像以上にシリアスなのかもしれないとも思っていた。 自身の療養のために作ったという本作はそんな側面が色濃く出ており、一音一音をじっくり味わえる作品でこれまた傑作である。以前の作品ではイビザ島の自然へ向けられた洞察が、ここではどうやら京都等の日本の街並みに向けられているらしい。それ故に日本のアンビエント作品とも似た質感(あるいは湿感)を持っている。実に肌に馴染む。
    aoba_joe