今日、7年在籍した大学を中退した。
先細っていく卒業への可能性を留保するために何度も休学してきたが、いいかげん空虚な延命処置であることに気付き、ならば尊厳ある撤退を、と退学を決意したのである。
届を出しに大学へ向かう間、母に電話をかけた。滅多に電話しないので驚いていたが、わけを話すと堰を切ったように、仕事は何してるの金は心配ないの何故LINEを返さないの何時帰ってくるの彼女はいるの、と浴びせられた。そういえば、進学してから母とは10回も会っていない。
それから学校に着くと、初対面の職員に退学を受理され、「ご苦労様でした」と言われた。何の苦労もしてないと思いつつ、桜がまばらに敷かれた道を帰った。