日本ポップス史の源流とも言えるはっぴいえんどについては今更説明不要ですが、どうにもこの1973年ラストアルバムは評価が低いのが気になる。
解散決定後にアメリカで録音された本作は、確かに未来なき虚無感は漂うが、だからこそいつになくリラックスした風情で各々の創造力が自由闊達に躍動していると思う。
大瀧詠一、細野晴臣、鈴木茂がバランス良く楽曲を提供し、大瀧と鈴木作品の作詞は全て松本隆。
「相合傘」は細野曲で、「HOSONO HOUSE」にインスト版も収録。
ファンキーなベースラインとカントリー風味なアコギの組み合わせが面白いユーモラスなナンバーで、細野晴臣の歌もどことなく剽軽な表情を見せる。