ジャック・アントノフがブリーチャーズとして約3年振りの新アルバムをリリース。テイラー・スウィフト、ラナ・デル・レイ、ザ・1975、ロード、セイント・ヴィンセント、フローレンス・アンド・ザ・マシーン等の作品をプロデュースした敏腕アーティスト。どこか懐かしさを感じるジャケットは音を聴くとふと気が付く。ブルース・スプリングティーンへのオマージュかと。アメリカーノを彷彿させる伝統的な音楽に、疾走感あるサウンド。令和の「BORN IN THE USA」!テイラー・スウィフト、ラナ・デル・レイのプロデューサーのバンドがこんな音楽を奏でるとはな、懐の大きさが計り知れない。もちろん名作です。
これまでにグラミー賞を9度受賞しているNorah Jonesの9枚目となるオリジナルアルバム。今作に収録されている12曲は、コロナ禍以降のポジティブな空気感を醸し出している。ファーストシングルになった「Running」、続いてシングルカットされた「Staring at the Wall」もNorah Jonesならではの空気感とメロディに彩られている。ダウンホームかつアーバンなサウンドでありながらも、温かみを感じさせてくれる。ただの懐メロにならない、Norah Jonesならではの音。やはり、夜のお酒のお供に最高に合うのである。
The Stone Roses のギタリスト、ジョン・スクワイアとOASISのリアムとのコラボレーション作品。
これはThe StoneRosesを青春にしていた世代には感涙もののコラボレーションでしょう。画家になってしまったりしたが、ジョニー・マーに続く最後のギターヒーローのジョン・スクワイアの最新が聴けるのが嬉しい。ローゼスっぽいメロディの曲もあるし、イアン・ブラウンと違って力強いヴォーカルのリアムバージョンも斬新に聞こえる。これはUKロックファン必聴の作品でしょう。このコラボレーションってだけで嬉しい。もうとにかく「聴け」としか言えない。
グリーンディの4年ぶりとなる通算14枚目のスタジオ・アルバム。1987年に結成なのでデビュー37年目になるのかと思うと、少し信じられない。グリーンデイはいつだってパンク大好き少年のイメージでしかない。やはりメジャーデビューアルバム「ドゥーキー」の印象が強い。
シングルカットされた「The American Dream is Killing Me」。アメリカンドリームが私を殺しているというのはアメリカの分断を表した曲なんだろう。政治的なことを言ってこそパンクロック。ビリーはずっとパンク少年のままでいてほしい。
Corinne Bailey Raeの7年ぶりとなる復帰作。ネオソウル、HIPHOP、パンク、プログレ、R&B、ジャズなどクロスオーバーなサウンドが収録されている。
ビョークを彷彿させるエレクトロな「Put It Down」、大人の色気が漂う「He Will Follow You With His Eyes」もいいんだけど、ニューヨークパンク全開な「New York Transit Queen」が個人的に最高すぎる。ライブで観客がヘドバンさせられるのが容易に想像できる。
LEO MIDDEA 5枚目のアルバム。MPBらしいトロピカリズムなポップに、ソウルフルを注入したような作品。
カエターノ・ヴェローゾの系譜を踏まえつつ、現代風にアレンジしているので、昔からのブラジル音楽ファンにもおすすめできる。太陽の国ブラジルならではの陽気なサウンド、太陽と風、そして青空。そしてそれが失われていくサウダージ。それこそがブラジル音楽の醍醐味。