マイルス・デイヴィスのセカンド・グレート・クインテットによる4枚目のアルバム『ネフェルティティ』。
デイヴィスの最後のフルアコースティックアルバム。
この作品の次のアルバム『マイルズ・イン・ザ・スカイ』から、デイヴィスは電気楽器の実験を始め、電気時代の幕開けを告げるので、分水嶺ともいうべき作品。
全体的に都会的なダウンビート、エモーショナルなサウンドと醸し出される雰囲気は大都会のバーでバックミュージックでかかっていてほしい。
この作品は「Birth of Cool」「Kind Of Blue」につぐJAZZにおいて重要な作品であり、デイヴィスのビパップサウンドの完成形。