
Mitk
みつき
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さっきアパートに帰ってきて、Radio Gardenというアプリを立ち上げて、英国はロイストンのRoyston Radioというチャンネルを聴き始めたら、この曲が流れ始めたので、今夜はいい夜。ああ、春の夜だなあ。
この声を無性に聴きたくなる夜がある。
カックイイ新曲。ビデオクリップもおしゃれ。
十代から二十代にかけての頃は渋谷系が全盛期で、ということはチーマーが全盛期でもあり、高校の同級生から渋谷に呼び出しがかかったりと生きた心地のしなかった時代で、だからロジャニコにも嫌悪感があったのだが、Spotify今週のオススメで流れてきたので、改めて聴いてみた。曲だけ聴くといいわね。私の中で永久に払拭はされないけど。
うーん、これが新譜かー、と思いつつ洗濯とかしながら聴き流していたら、この曲で家事をする手が止まった。
Spotify今週のオススメで出てきた久々のヒット。エレピの音とリズムが心地よい。
とてもとても暗い歌詞で、孤独感を再確認させられる内容だが、この春の日曜日、ぐっと胸にくる。サウンドも歌声も素晴らしい。
一つ一つの語音が胸の中に染み入り、じわじわと広がっていく。
なんでかSagittariusを急に思い出し、このアルバム知ったの地元のリブロに置いてあったVANDA手に取ったのがきっかけだったなあと、どんどん記憶が蘇る。VANDAっていう、毎号100ページぐらいの薄い、でも、1990年代前半のソフトロックブームや、ガロ系やCOM系の漫画の再評価に熱心だったあの雑誌。多大な影響をかつて受けた。ありがとう、VANDA 。
なんなの、この、気の抜けたサイダーのような中途半端な甘さ、と、初めて聴いたときから数十年ずっと思ってる(褒めてる)。
とても新譜とは思えない1970代パワー・ポップな、というかモロにRaspberriesで、ここまで自らのオールディーズ好みを2020年代の今堂々と開陳されるといっそ清々しい。絶妙にダサいビデオ・クリップも、だがそれがいい。
久しぶりに聴いたけど、このリズムとホーンセクションとストリングス、やっぱ、アガるなあ。部屋の中で踊り出したくなっちゃう。
数年ぶりに聴き返したけど、やっぱりベースラインとパーカッションがかっこいいなー。
人間関係って、たしかに小学校の砂場で知るし、その本質は大人になっても、たぶん死ぬまで変わらないのよね。くだらない腹のさぐりあい。あー。くだらない。でも、それがないと、生きてても、つまらない。憎しみも、愛しさも、腹のさぐりあいからしかうまれない。きれいな言葉で言い直せば、腹のさぐりあいって、お互いの心情を慮って、なんとか秩序を保ち続けようとすることだから。
音楽の本領は、絶望のふちでも笑えることだ。
この時期になると毎年聴き返す曲の一つ。Colinの声が凍えるようにあたたかいから。
トランプの「性別は男女のみ」関連のニュースが続き、The BandのGarth Hudsonの訃報が届き、って日だけど、わたしは、差別や死に抵抗するより、現在進行形で明るく行きたい。なのでトランス女性の歌うこの曲を今夜は聴きます。
アメリカって、十代の頃の私にとっては、ジャズの本場で、憧れの国だったんだけどな。わたしと同じようなセクシュアリティの方たちや、あらゆるマイノリティが今後もあの国で無事に生活できますように。
この時代のガール・グループは曲がほんといいな。ありがとう。そして、おやすみなさい。
たまにこういう原点に戻りたくなり、数年に一回聴き返してしまう。
私にとっての1970年代ブリティッシュロックは、クイーンよりも、10ccだ。
私の通勤路線毎日のように遅延するのだが、理由が機器故障じゃなく人身事故と体調不良者救護ばかりなので、仕事帰りに心配になる。どこのどなたたちか知りませんが、みんな無理しすぎないでね。家になんとかたどり着いて、芋焼酎飲みながらこの曲を聴いている。ほっとする。
さっき仕事場から帰ってくる途中、イヤホンからこの曲が流れてきて、普通の住宅街がとても素敵な町に見えだした。
Bootsy Collinsのぐにゃぐにゃしたベースと、Bernie Worrellの切り込むピアノの音。
2025年現在で一番The Beatles してる人。
やりたいこと全部やりましたという感じが、特にフェイドアウトしていくところで全開になっている。
はやく眠りにつきたいときには、こういう曲を聴く。はやく春がこないかなー。
途中のチョッパーソロに耳そばだてちゃう。