asmz
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90年代ノットデッド派東北産麦芽系アプリエンジニア
ジュディマリ時代から長らく好きだけど、人生エレベーターCM見て、改めて聞き直したらどの曲が好きだろう?と自問自答した結果、この曲にたどり着いた。
しゃくしゃく余裕で暮らしたい訳ですね、要は
たまたま思うところあって聞き直した。
当時、ラストアルバムのCMで流れてて印象的だったのを覚えてる。
終わりを知ったからこそ強く響いたんだろうけど、最後燃え尽きる勢いの「ジ・エーンド!」は今になっても撃たれる。
縁もゆかりもある気仙沼が舞台の朝ドラで、個人的に思い入れのあるバンプが主題歌、という組み合わせはなかなか強い。
当時友人から「お前はこれ観ろ」って強く推されて、ドラマのモテキ第6話観て強い衝撃を受けた。
劇中の「最近の曲なんてさ、クソみたいな曲だらけさ」もグッと来たけど、それも含めたシャウトがもうドラマの域を越えて突き刺さってきた感じ。
それからしばらく、ホントこの曲が脳内で鳴り止まなかった
結構昔から聴いてるけど、何年経ってもこの歌詞を聴くと噛みしめる。
思い描いたものとはちょっと違う?
聴くタイミングによって変わるけど、今はいろんな選択肢の中で選んだ中では割といい線言ってると今の自分は言えるんじゃないかって言えなくもない?わからん。
そもそも正解なんてないし、もし違うなら今ここに何が足りないのか、わからんといけない。
そんなことをこの曲で思わされる。
syrup16g、YOUNG PUNCH、BUMP OF CHICKENという対バンはもう今後見ることは出来ないんだろうなって思うけど、2000年代初期にはそんな組み合わせが実際にあって、実質それが自分のライブハウス初経験になった。
当時は元々バンプ目当てで行って初モッシュに揉まれて大変な思いをしたけど、その時に一緒に行った先輩はシロップの方に興味を持ち、後日CD貸してもらったら自分もそれにハマった。
全般に渡って暗く、諦めにも似た世界観に一気に引き込まれるのを感じた
ピロウズで好きな曲は結構多いけど、特にこの曲はそれなりの人生の分岐点において、後ろから強く背中を押してくれる一曲だと思う。
自分の踏むその一歩が重要なんだと教えてくれる。
何かこのご時世のせいか、もう歌詞の通り「あぁ、全てが人並みに、うまく行きますように」って、ホントだよなぁって。
大学まで地方で過ごし、社会人になってから初めて上京したので、それはまあそれなりに緊張していて、その中で何となく週末の休みに神保町のジャニスやディスクユニオンで中古CDを漁るのが安らぎになっていた。
そんな春、イヤホンでこの曲を聴きながら神保町付近の公園をふと通りすぎたとき桜が満開だったのを思い出した。
大学時代、初めて手に入れた自分の軽自動車HONDA TODAYでよく夜中に一人で国道南下したりしてドライブしてた。
そんなとき、まぁいろんな曲流してたけど特に印象深かったのがこの曲。イントロの鍵盤で一気に引き込まれるし、歌詞の言葉選びも聴いててホント秀逸だなぁと。
「研がない強がり」
「よくある赤いやつじゃなく」
「今は撃たないで」
特に夜の国道に合う曲だったのでよく聴いてた。
新卒から9年くらい働いた会社を辞めて人生初の転職をすることにした時、その会社の人が寄せ書きを用意してくれてて、その中で友人の1人がこの曲のサビを書いていた。
その友人は趣味がとても合うので、何度もライブやフェスに一緒に参加したり、稲田堤の居酒屋では音楽だけでなく当時発売されたばかりのiPhone 3Gを2人で弄くり回しながら未来をアツく語り合ったりした。
最終出社日の諸手続き後、最寄りの駅からは電車乗らず、一駅分この餞別の曲を染み込ませるように聴きながら歩いた思い出。
解散を知って居てもたってもいられず、当時住んでいた岩手から軽自動車に男3人乗り込んで、夜通し運転して幕張の解散ライブに行った。
1回目アンコール最後のジェニーの時、チバが「バイバイジェニー、バイバイダニー、バイバイビリー、バイバイケリー」って言った時点で、もう自分の涙腺は既に大決壊してたけど、ホントの最後となる2回目アンコールでこの曲のイントロ聴いた時点でもうダメだった。
最後の最後でアベの弦は切れ、チバも声に詰まり、歌詞通りそれで最後だと自分は聞かされたんだなとその時思った。
自分にしては珍しく特に前評判も調べず、当時タワレコでブラついてて完全ジャケ買いしたら、一曲目のこの曲でいきなりやられた。
ジャケットのデザインや「Good morning」というアルバム名の雰囲気通り爽快で心地よいリズム、インストなのにハッキリ感じるメロディーラインや後半の大サビの盛り上がりで、思わず身体が揺れてしまうような感覚。特に青空の下で聴きたい。
自分がそうだったけど、それまでそんなにインスト曲聴いていない人でも聴きやすい一曲。
それまで割と流行りのJ-POPを聴いてた自分が、邦楽ロックを聴くようになったきっかけの曲。
大学1年の時に何かのテレビでサビだけ聴いて、何か自分の中でピンと来たのか一気に気になり、過去作も全て購入して聴き倒す。
そこから同時期に人気のあったゴイステ、POTSHOTなどを知り、友人や先輩からハイスタ、ブラフマン、ハスキンなどちょっと遡ったメロコアを教えてもらい、ロックフェスに行ったりロキノン読むようになってからはナンバガ、くるり、中村一義など聴くようになり、その後は邦楽ロック全般に興味が広がって、結果的に今の自分の音楽観が出来上がった。
そんな感じで、これは自分の音楽観の入り口の曲。