XTCの82年作。久々に聴きましたが、全編に漲る異様な緊張感が孤高さすら与える作品です。それを70分超聴き通すのは結構ハード。LP2枚組として聴くのがちょうど良さそう。
最初の"Runaways"と最後のこの曲が対になってる感じが好きです。絶妙にスローな曲の中で、行き場のない感情を発散しきれない具合のボーカルや、神秘的なアレンジは冬っぽいけどメロディや早口の詠唱っぷりがアラブっぽいミスマッチ感とか良いですね。
一筋縄ではいかないという点で筋が通っている素晴らしいバンドです。