Antonio Carlos Jobimの70年作。
個人的に"何故かサブスクにない作品"の筆頭でしたが、聴けるようになって良かったです。
ジャケの通り渋みの効いた作品。ホーンの使い方なんかはハードボイルドな趣きがあります。仄かに漂う緊張感に色気すら覚えてかっこいいです。
これは超有名曲のカバーですが、メインのエレピが実に控えめな音量で、リズムが前に出ている音のバランスが絶妙です。そして、あまりにサラッと歌われる本人の歌がスーパークール。Jobimの歌唱の中でも相当素晴らしい部類に入るはずです。
ボサノヴァの女王アストラッド・ジルベルトが2023年6月5日83歳で永眠した。ジョアン・ジルベルトと結婚し、スタンゲッツとの作品「イパネマの娘」が世界中で大ヒット。
その後も多くのボサノヴァの楽曲にジャズのスタンダードを歌い続けてきた。素晴らしい代表作はたくさんあるのだが、今回は邦題が「おいしい水」。なんで「おいしい水」なんだろうか?その作品のアントニオカルロスジョビンがwithしたバージョン。アントニオカルロスジョビンが一緒の方が明らかに音がいい。そしてリードトラックの Once I Loved。この曲が流れると、始まる!って気がする。
1970年にA&Mレコードからリリースされた、Antônio Carlos Jobimの7枚目のアルバム『Tide』。前作『Wave』の続編という位置付けにされることが多い。当時、人気のアレンジャーだったDeodatoが編曲を担当。Deodatoの編曲は大胆なストリングスを導入することで、楽曲のスケール感を増すことだろう。作品全体は『Wave』に引き続き叙情的で詩的。Claus Ogermanの編曲より大胆なアプローチのように思えるが、それがJobimの持つ静謐な楽曲に新たな一面を加えている。次世代のブラジル音楽を担うであろうDeodatoに編曲を任せたのも、Jobimのセンスの賜物だろう。