金字塔『LOVEBEAT』から10年ぶりとなった2011年作。
前作はインダストリアルなエレクトロの中にメロディアスな感触を宿していたが、今作はそういった叙情性は後景化、極めてストイックに削ぎ落とされたビートが貫かれている。
一音一音の研ぎ澄まされ方が凄まじく、全8曲の40分にも満たないコンパクトなパッケージとは思えないほどの充足感があります。
中間地点に位置するこの曲は、沸点を意味するタイトルからも今作のピークだと思う。
切り刻まれるように細かい電子の粒が四方八方から弾け飛び、ハードでシリアスなノイズが背景を覆い尽くしている。
『LOVEBEAT』とは別軸で評価されるべき傑作。