二小節のコード進行をひたすら繰り返しつつ、四つ足で這い回り舌を伸ばしたり縮めたりしているようなソロまわし。
#RollingStone誌が選ぶ歴代最高のアルバム500選2020Ver.
254位:Herbie Hancock『Head Hunters』(1973)
ジャズの名手が行き着いたファンク。
このアルバムをリリースした時、ファンはショックを受けた。
彼が生み出してきたジャズからの脱却だ。
そこから彼の果てなき音楽探求の旅が始まった。
個人的に処女航海の方が好きだけど次に挙げるならこれ。当時は衝撃的だったんだろなぁ。
鬼才ハービー・ハンコックが放った"ブラック・ファンク宣言"。イントロ一発で世界を魅了した『Cameleon』、スライ・ストーンに捧げた『Sly』、アフリカ風にリメイクされた『Watermelon Man』等、全てがファンキーでキャッチー。
この作品の大ヒットは押しも押されもせぬブラック・ミュージックアイコンとなった。現代の音楽シーンにも限りない影響を与え続ける、文字通りのモンスターアルバムである。
ハービー・ハンコックの名をジャズ・フィールドのみならず、ポプュラー・ミュージック界全体に轟かせたメガ・ヒットと言っていいだろう。
p.s.
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