お金のなかった中高生時代、図書館にほぼ毎日のように通っては片っ端からCDを借りてiPodに取り込んでいた。東京事変もその中の一枚。
借りた日のことは凄く鮮明に覚えている。それは小雨が降っていて少し肌寒い9月、15歳の僕は迫り来る受験に怯えていて、この世の終わりくらいの諦めを持っていた。地元が嫌いで選んだ遠くの志望校、「本当に合格したいけど、どうせ僕には…」みたいな悩みを慢性的に抱えていて、気を抜くとすぐに思い浮かんで落ち込んでばかり。地元から出られないのかなんて思い詰めてた時に出会った曲が絶体絶命。そのせいか、今でも小雨で肌寒い時には不意にこの曲が頭に浮かぶ。そう絶体絶命はきっとこんな天気。