osushitabeiko
Taku Tsushima
Webサイトの編集者、音楽ライターとして活動しています。
▼主宰:Sleep like a pillow
https://www.sleep-like-a-pillow.com/
▼編集:musit
https://musit.net
名古屋のシューゲイザー・バンド、softsurfのインタビュー記事を公開しました。
本日リリースの2nd EP『Returning Wave』のみならず、結成時のエピソードや音楽的ルーツなどについてもたっぷり語っていただいた永久保存版的内容になっております。是非ご覧ください!▼
https://www.sleep-like-a-pillow.com/softsurf-returning-wave-interview/
本日、2021年9月2日でリリース30周年、Slowdive『Just for a Day』のディスクガイドを執筆しました。
シーズナル・チェンジの狭間に落とされた幻夢的音像に、去りゆく夏の足音を想う。▼
https://www.sleep-like-a-pillow.com/slowdive-just-for-a-day/
フジロックの電気グルーヴを配信で観て、何となく石野卓球のWikipediaを読んでいたら辿り着いた篠原ともえ。基本的にアルバムを通してハイテンション気味のテクノ/ニューウェイヴで、「篠原のこと好き?」「だいぶ好きになった?」と逐一確認してくるので笑ってしまう。しかしめちゃくちゃ良い。さすが卓球先生プロデュース。
突然思い立って、深夜の東京を自転車でかっ飛ばしてきた。僕は早く東京を抜け出したい。
ヤバすぎる。ブラックゲイズを牽引してきたバンドが自らブラックゲイズを解体する瞬間、もっと言えばある意味での呪縛から解放される瞬間に立ち会う、そんな感動がある。
シューゲイザーが好きな人は全員聴いてほしいし、ブラックゲイズはあまり…という人こそ絶対に聴くべき。あまりにも美しい名盤。
猛暑はどこへやら。家を出た瞬間、曇天と冷気。今日はもうSlowdiveを聴くしかないと思った。
少し前に『アングスト/不安』を観てから、定期的にKlaus Schulzeを聴くようになった。
実は大学の卒論でクラウト・ロックについて扱ったのだが、当時はあくまで歴史的な研究対象で正直あまりハマりきれなかった。最近になってようやく耳が追いついてきた気がする。
Tangerine Dreamの『Rubycon』のCDを売ってしまったのを後悔している。いずれまた新宿のユニオンにでも行こう。
ドリームポップさながらのイントロからラストのヴァースで完璧すぎる。歌詞も素晴らしいのはもちろん、まず音がめちゃくちゃ良い。一日の終わりに相応しい曲。
ニュージャージーのシューゲイザー・バンドによる2ndアルバム。98年リリース。SwirliesやSerena Maneesh、近年で言えばPeel Dream Magazineなど、エクスペリメンタルなテイストのシューゲイザー。もっと評価されて良いはず。
LAの90'sパワーバイオレンス2020年作。こちらもAmazonの巡回で見つけ、洒落たアートワークだなと思って再生したら急にガテラルヴォイスが始まり、完全に面食らうなどした。ジャケット詐欺…だが、ダウナーでかっこいい。
トロントを拠点に活動するScott Hardwareの2ndアルバム。昨夜Amazonで安価のアナログを漁っていたら発見し、グロテスクなジャケットに惹かれるがまま再生。内容は所謂アヴァン・ポップとでも言うべき内容で、エレクトロニックな要素と生楽器が融合した至高のサウンドが楽しめる。テイストはWilliam Doyleに近いかも。
札幌の高校生2人によるニューウェイヴ・テクノ・バンド、LAUSBUBがサブスクに。YMOや電気グルーヴに影響を受けたサウンドでバズってから約半年…やはり何度聴いても良い。
ちなみに彼女たちが通う高校は実家のめちゃくちゃ近くなので、勝手に親近感が湧いています。
NYのインディー・ポップ・バンド、Gingerlysのメンバーによる新バンド。打ち込みを良い塩梅に織り交ぜた軽やかなシューゲイズ・シンセポップ。『PORTAL』〜『Baby, It's Cold Outside』期のGalileo Galileiが変異したような趣も。この夏のヘビロテに決定。
あいみょんとミツメのコラボが「意外」だと感じるのは、もしかすると感覚が鈍ってるだけなのかもしれない。そう思わせる自然さと軽やかさがあり、それでいて強度もある曲。
メインストリームとインディーシーンの垣根など幻想に過ぎない。僕らの想像力を鮮やかに補完してくれる音が鳴っている。
最近のヘビロテ。同じメロディが繰り返されるループ性と絶妙にサイケなギター、そしてナンセンスのギリ手前を行く言葉選び。この独特の心地良さは他のバンドにはなかなか出せない気がする。
毎日働いて… 毎日働いて…
韓国のシューゲイザー・プロジェクト、파란노을(Parannoul)の2ndアルバムがついにサブスク解禁。すでに各所で話題になってます。
Sleep like a pillowでは、『リリイ・シュシュのすべて』の台詞をサンプリングするなど日本のカルチャーから多大な影響を受けている本作を紐解くため、いち早くメールインタビューを敢行しました。▼
http://www.sleep-like-a-pillow.com/parannoul-interview/
おそらく日本語でここまで詳細な内容が読めるのは弊メディアのみです。是非ご覧ください!
大阪の夫婦ドリームポップ/シンセポップ・ユニット、名門Elefant Recordsデビュー作! ひっそりとプレスリリースのお手伝いなどしました。
どれも往年のシンセポップや、ゼロ年代以降のエレクトロ・シューゲイザーの感触を引き継いでいて最高なのですが、この場ではNew Orderライクなこの曲を挙げておきます。
ベイビー・ドンブラコのお二人にインタビューしました。足立区のバーミヤンで結成されたという彼らに、サブスクで配信した『パズル』や音楽的ルーツなどについて語っていただいてます。▼
https://musit.net/music/interview/11289/
個人的には小気味良いギターと銅鑼がクセになるこの曲がおすすめ。ニューウェイヴだし、チャイニーズ・ポップスだし、サイケだし、J-POPでもある。そんな不思議な曲です。
これはもう「リバーブは正義」と言わざるを得ない。まさにジャケットが示すような、水の質感をまとったシューゲイザー。ペンシルベニアのバンドだそう。
個人的にはSPOOLやSyrup16gあたりの空間系ギターを想起した。今年リリースの新作も最高。
葬式で流してほしいくらい好きな曲。最期に「これはこれで青春映画だったよ」と言えるような人生を、僕は送れているだろうか?
超待望の2ndがついにリリース。いや、かっこよすぎるだろ…と思わず語彙力を失う。現行シューゲイザーの中でも相当飛び抜けてる印象。今年のエモ〜ヘヴィー・シューゲイズにおける決定打となりそう。
「トロフィーなど いらないからこっそり褒めて それだけで あと90年は生きられる」
やっぱり草野マサムネは変態だな。
フィリピンのSSW最新作。グランジ寄りのローファイなサウンドで、お世辞にも良い録音環境とはいえないけど(これが狙ってやったものなら策士すぎる)、とにかくそれがめちゃくちゃ良い味を出してる。
昼食後の微睡みに寄り添う夢見心地な音像。ジザメリやCourtney Barnett好きにも刺さりそう。そしてなんにせよ、まずジャケットが最高すぎる。
『GO HOME』というホラーゲームの作者による2020年の音源。肩書きはバーチャル市松人形らしい。戸川純やアーバンギャルドなど、レトロなニューウェーブ・テクノが好きな方に刺さる内容です。
サブスク解禁、レーベル移籍、そしてフィジカル再発!
個人的に『m b v』は『Loveless』にはない深淵を感じられてかなり好きなので、これを機にもっと広まってほしい。バンドの飽くなき探究心を突きつける名盤です。
あとは新作。Dominoへの移籍はリリースの準備だと思って、いつまでも待ちますよ。こっちはエヴァで鍛えられてますからね。
僕らのような凡人では到達できない境地。今の気分だったらハンバーガーを選びますね。
特別奇を衒ったり独特な表現で綴られた歌詞でもないし、こんなに隙間だらけのアンサンブルなのに、この恐ろしいほどのオリジナリティはなんなんだろうか。一生聴ける気さえする。ミツメはミツメにしかできない。
マジで全曲良い。溶ける。南アフリカ出身、現在はベルリンを拠点とするSSWの最新作。
ドリームポップ、スロウコア、ネオフォーク、フレンチポップといった要素を、ジャジーかつ艶やかな音像でまとめあげた、あまりにも美しい佳作。
ちなみにカネコアヤノや青葉市子との共演経験もあるとか。納得。
イントロのアルペジオが美しすぎて泣ける。3/25でデビュー30周年を迎えたスピッツの最新曲。
半世紀以上生きた人間が出せる透明感ではないし、ずっと同じメンバーで名曲を生み出し続ける永久機関のようなバンドだとつくづく思う。
そんな彼らが30年前にリリースした、紛れもない原点である1stアルバム『スピッツ』について書きました。▼
http://www.sleep-like-a-pillow.com/spitz-spitz/
スピッツよ、いつまでも異形であれ。
切ない。切ないけど、それを振り切るような疾走感が、やっぱり切ない。
メジャー初期を思わせる軽やかさと青さをこうして今のベボベが鳴らすことで、バンドとして変わらないことと、変わってきたことが、どことなく浮き彫りになっている気がする。
「フレー!フレー!」なんて言ってるけど、やっぱりこいちゃんはちょっとひねくれてて、「おれたちはまだまだやれるよ、で、おまえはどうなんだい?」くらいのニュアンスじゃないかしら。
そうだね、もう会えないなら、さよならなんか、言わないよな。