思春期から青年期にかけて満たされない気持ちを何かで埋めようと、ただひたすら音楽を爆音で聴く時期があった。
成長したら何かで「完全に」満たされるのかと思っていたが案外そんなこともなく、ただまぁ、そういうもんなんだと把握をする。
爆音を定期的に浴びる事で少しの隙間を満たし、同時に満たされない空っぽも抱えて生きるのであった。
ヤバすぎる。ブラックゲイズを牽引してきたバンドが自らブラックゲイズを解体する瞬間、もっと言えばある意味での呪縛から解放される瞬間に立ち会う、そんな感動がある。
シューゲイザーが好きな人は全員聴いてほしいし、ブラックゲイズはあまり…という人こそ絶対に聴くべき。あまりにも美しい名盤。