「自傷を繰り返す人の脳内では、エンケファリンという物質が出ている」という報告が発表されたこともありました。
エンケファリンは、僕たち人間が脳内に持っている物質です。痛みやストレスを感じたときに出て、それをしずめる効果があるので、別名「脳内麻薬」とも呼ばれます。自傷をくり返す人たちがあえて体に痛みを与えるのは、脳内麻薬の力を借りて、心の痛みから意識を守るためだ、とは考えられないでしょうか。
松本俊彦 『世界一優しい依存症入門』P144
小学生時代、特別に仲が良かった訳ではないけど時々学校に来て、会う度に「元気?」と声をかけてくれた同級生のことを思い出す。腕には幾つかの傷跡があった。