Sam Shepherdの持つクラシカルな素養がFloating Pointsとしてのエレクトロニカの音楽に溶け込んだ。
空間を漂う柔らかなエレクトロニック・ピアノの音色は水面に広がる波紋のようにジンワリと揺れ動き、控えめで静謐なリズムは“間”を聴かせるように立体的な音像を描き出している。
無垢で、そして美しく儚いストリングスの響きからは、エレクトロニカ、IDMといったジャンル音楽よりもGoldmundやNils Frahmといったポスト・クラシカルの音楽家たちとの連続性を感じさせる。
少ない音数の中に豊潤は世界を生み出す、Floating Points屈指の名曲だと思います。