空気公団で一番好きな曲。
曖昧で、少しくすんだ白色で、すべてを否定も肯定もしないその世界が愛しく、そして美しい。
階段を降りる際に思わずリズムを刻んでしまうようなテンポに沿って、仄かなグルーヴを丁寧な演奏が紡ぎ出している。
シンプルなアンサンブルだけど誠実で、気負いがなく、そして格好良い。空気公団ってこういうバンドだよなと何故か聴いているこっちが胸を張りたくなる、そんなサウンド。
山崎ゆかりの歌声はいつも通り凛とした透き通る美声で、過度な装飾やエモーションを排したフラットな佇まいがまた素晴らしい。
10年以上もの間、思い出したように聴いては心打たれている。この先もずっと聴くであろう名曲。