空気公団の過去曲再録盤(07年作)。Spotifyと手元のCDでほぼ網羅できるようになったため、1つずつ聴いてます。単なるベスト盤と勘違いしてスルーしてましたが、彼らの懐の深さが垣間見える作品です。
第1期(〜04年)のフォークロック的な演奏と比較し、かなり幅が広がっていることが分かるバラエティ豊かなアレンジが聴けます。もちろん曲の良さは折り紙付きなので、根本的な魅力が揺らぐことはありません。
この曲は特にハードなアレンジですが、そのグルーヴを統率するのが山崎ゆかりのいつもの透徹とした歌声で、ミスマッチにならないのが不思議です。自由に音を鳴らし、研ぎ澄ませていく試みは今も変わらないと思います。