ancient

猫と仕事と厨二病を背負う壁打ちアカウント
サントラ、同人音楽、インディーズ等を冗長に投稿します

窓際ぼっち倶楽部 憂鬱だ!憂鬱だ!憂鬱だ!憂鬱だ!憂鬱だ! for ancient

「ここにいるのもどこにいくのも   
 君に会うのも君と話すのも…憂鬱だ!」
https://youtu.be/i-LUIutW6ms

ネット上でしか友人のいないぼっちメンバーで結成されたアッパーでダウナーな顔出し+ライブNG(らしい)という経歴も活動も特異な五人組ロックバンド。
ごく最近楽曲をリリースし始めたようだが、それまで黙々と腕を磨いていたのか新人とはとても思えない程完成度の高いデビューシングルとなっている。

また、先週まで出演していたABCラジオ「ミュータマ」では来月公開音源の『生きるの向いてない』も聞けるので興味があれば是非。

jizue here for ancient

先週水曜日にサプライズリリースされたjizueのEPより。無限の宇宙を星々が荒々しく流れ落ちているようでとにかくテンションのあがる一曲をレコメンド。
コロナ禍のフラストレーションの爆発をイメージした部分が途中のブレイクに反映されているとのことで、
最初の印象があながち間違ってはなさそうとわかり
しれっとほくそ笑んでいる。

ということでコロナ疾患やリアル多忙に見舞われつつも久方ぶりのログイン。流石にペースは以前より落ちそうだが休眠中に集めた曲もちまちま投稿していきたいものであ。

SEVENTHLINKS 致死毒を綴る for ancient

「今日はやけに筆が進む 嫌なことがあったから?」
https://youtu.be/03-71YdaGSI

二人組のボカロP(現在は活動休止中とのこと)による意味深で毒創的なゴシックジャジーで発声も構成も面白い。ウォルピスカーター氏のカバーも併せて聞くといい感じで、2年前オンラインで遊んだ知り合いがよく聞いていたらしいことを思い出して投稿。
そのときが初顔合わせではあったが、創作上の好みをうまく掴まれた上でのチョイスだった為暫く悦に浸ったことをよく覚えていた。

という回帰に耽る程度には家庭内コロナ感染と人間関係に対する不信感でそこそこメンタルやられておりました。まあ今もなんとか元気です。

SIE Sound Team オラショ -奉神御詠歌- for ancient

今年も無事に異界入りしたようなので。

Elephant Gym Galaxy for ancient

エレファントジムのフジロック配信滑り込みで見てきた。夜洋風景からの銀河ブラスアレンジは初期のファンにはたまらない。
日本が大好きでいつかフジロックに出演したい、とずっと語ってるのを見てきたので夢が叶って本当によかったね~とコロナ直後のクラファンと公式アプリに参加している私は今割と近所のおばさん面になっている。来日公演もどうか盛況であってほしいものだ。

Pet Shimmers Edge Lord for ancient

こちらも先述したfoalsと同じくUKのアーティストで、京都ラジオのcrosspointでも紹介されたブリストルの7ピースバンド。ネオ・サイケ・マジカルポップと評される個性的な楽曲は少々ブッ飛んだ領域にあるものも多め。最新作のこちらは意味不明な夢を音楽にした様なメロディが交錯し混沌と化してるが、意外と不協和音でもないので面白い。

ちなみにカップリングナンバーのsonderは別の意味でカオスなMVなので合わせて見ると笑顔になる。
https://youtu.be/2s_CodCgq7I

Foals Hummer for ancient

『さあ、来いよ 俺達は至る所に存在する』
https://youtu.be/c1XCjp5Q_Bw

「自分たちが踊りたくなるような音楽を」を謳い
イングランド、オックスフォード州で結成されたインディーロックバンドfoalsの中でも初期作にあたる07年シングルより。
パンキッシュながら遊び心溢れる音作りがとてもポップかつコミカルだ。好きにならない筈がない。

Kuna Maze,Nikitch Bus de Nuit for ancient

フランス出身ベルギー在住のデュオによるソウルフルなディープハウスとして先週northwaveのハピサタで選曲されていた新譜のうちの一曲。
電子音に混ざったまろやかなフルート?の音色がとてもオシャレでいい感じなのでこれはもっと認知されて評価されるべき。

Pele Nude Beach. Pin Hole Camera for ancient

アメリカ、ウィスコンシン州で97年に結成したマスロックの先駆者とも言える5ピースバンドpele。軽快でテクニカル、どこかワールドテイスト的に響く乾いたパーカッションは20年以上前にリリースされたアルバムとは思えない程で名盤と呼ばれるのも頷ける。

04年にはtoeとのスプリット盤も出てたらしく、
時既に遅しの私は「在庫なし」のタワレコページを
物欲しそうに見つめるばかりであったという…
https://youtu.be/RkGIG3CfcTU

ADAM at Take me there for ancient

adam atはjabberloopとTRI4th経由で知った元イベンター兼楽器製造職人(確か)のピアニスト玉田氏に
よるインストプロジェクト。
アルバム名はホラーゲームの作品を拝借することが殆どで漸くこのタイトルがきたか、といった印象。

彼の曲はサイコブレイクのdining of Dがかなり好きだったが、以降はヘヴィ路線な曲が増えたこともありたまにリリース情報を追う程度だった。しかし今回の新譜は今までの良さと目新しさが絶妙に玉石混交しており、特にこれとラストナンバーは大自然の中を散歩しながら聞くととても気持ちが良さそうだ。

Supercar FOX,DOGS AND DOVES for ancient

「鳩が逃げて 羽ばたいた どこまでも どこまでも…」

エレクトロオルタナと独特な世界観が融合した名バンドスーパーカーのベスト盤『B』のラストナンバー。曲を知ったのは当時UTAUで楽曲投稿してたニコニコユーザーのカバー動画がきっかけなんだが。
https://nico.ms/sm23754670

この白昼夢じみた不思議な聞き心地が好きで、何かしらつらいと思い出した様にこればかり聞くんだ。
ディスクユニオンのID漏洩被害、職場のどうしようもない有事、丸投げされた新人教育、そして昨夜の愛犬の急死…最近は立て続けに災難が多い。
ので、明日までは少し、遠くへ旅立つ家族にただ思いを馳せていたいのです。

まなつ なんて日だ for ancient

「くだらない事重ねてく この時を覚えててね」

このところまともに新着投稿を追えていないので周囲の状況はわかってないが、最近メール紐付け型で登録出来るネットワークアカウントの乗っ取りが流行っているらしくpaypalとSpotifyのパスワードを勝手に変更される事態に立て続けに遭遇した。
幸い不正利用前にクレジット情報を削除しセキュリティを再設定したがとにかく迷惑極まりない話だ。
なんか投稿画面の試聴履歴に知らん曲も出てきたし
まさに「なんて日だ」の気分だ。…が、万一いい曲だったら困るから消す前に調べてみようとは思う。

ひとまず皆様もお気をつけくださいますよう。

black midi Slow for ancient

マスロックやプログジャズ系の音源をよく集める傍ら「(彼らの音楽は)ヤバい」と名前を小耳に挟むことの多かったロンドン発の4ピースバンドblack midi。
今週放送分の京都ラジオcrosspointより来日公演予定の海外アーティスト、ということでこの曲と共に紹介されておりついに初めて通しで聞いた。
思ったよりスタイリッシュかつ混沌的でキワモノで
MV含めサイケデリックな作風もある様だ。
大変に好みです。
https://youtu.be/4tJ4ISRpl-Q

sione What a Day for ancient

アメリカの絵本作家ターシャ・テューダーに密着した17年映画「静かな水の物語」のメインテーマ。
東京少年少女合唱団でも活動していた湯川潮音氏が
詞の意味から解放する様な唄を、をコンセプトとしている別名義で参加している。

ターシャの半生と今を生きる現代人にこそ必要な
スローライフをお誂えな脚色もなく自然に描いており時間を長く感じがちなドキュメンタリーでも退屈せずに楽しめた。…それから暫く後NHKで大体同じ内容の特番があったのと以降定期的に彼等の現状を放送してもいるのでちょっとリアタイでシアターに行った優越感は薄れてしまったが。

Traditional,Yo-Yo Ma,Silkroad Ensemble,Kaoru Watanabe Shingashi Song (feat. Kaoru Watanabe) for ancient

名チェリストヨーヨー・マ氏のプロジェクト
シルクロード・アンサンブルのドキュメンタリー映画が17年に公開されていたのを当時見たが、恐らく作中でも流れているナンバー。の筈。
https://youtu.be/G1AUUIk1la0

参加メンバーには戦争で故郷を追われたり、家族を失ったアーティストもおり、その悲しみをありのままにコメントしていた様が忘れられない。
特に後半、長いソロを担ったケマンチェ奏者のケイハン氏の映像は美しく、そして胸が痛かった。悪い意味でよりこれらが他人事ではなくなってしまった今でも
彼等が音楽を愛せていれば…とただささやかに祈るのみでおる。

Michael Nyman The Heart Asks Pleasure First for ancient

ミニマリズムを初めて音楽に取り入れたイギリスの作曲家マイケル・ナイマン氏が手掛けた映画「ピアノ・レッスン」のサントラより。
このCDは去年の4月にPCに取り込んだっきりになっていて借りた理由すらも忘れたが、偶然にもこの曲は
小学生時背の高いクラスメートがよく弾いていたことを覚えていた。それから程なくして転校した為詳しく聞きそびれたままだった曲に再会出来たと思うとなんともし難い思いがある。

19年にもアレンジが公開された程愛されてる悲しげで美しいピアノ。折角だからこの機会に映画も見てみようか。調べる限りそこそこヘビーな内容らしいけど…

草田一駿 Ideal for ancient

広島出身のピアニスト草田一駿率いる洗練されたクインテットナンバー。ビブラフォン入りのサウンドは邦ジャズにしては新鮮ながら、フジロックに20・21年と連出したことで一気に知名度が上がり和製パットメセニーとも囁かれた期待のニューウェーブだ。

こちらは元々20年のシングルで今月にはついにフルアルバムが出るんだが、そのリリース日はなんと明日。
幼少当時ピアノはあまり好きでなく作曲で音楽の楽しみを覚えたそうだが、今回の9曲は全て10代に作ったものとのこと。なんとも末恐ろしい才能である。
https://youtu.be/eS9o_cr5eag

LE GRAND ESCROC Mister Kerouac for ancient

14年にDJ三浦信氏が立ち上げ、多数のゲストが参加したヌーヴェルジャズプロジェクトle grand escroc。
二作あるショートMVはまるで映画のダイジェストの様な構成でモダニズムたっぷり、アダルティな雰囲気がいい感じ。
単語通りフレンチミュージックっぽさが漂うフレーズも多く親しみやすいながらもどこか新鮮だ。

ラストナンバーでもあるこちらは音的に恐らくfox capture planとTRI4thがいるのは間違いなさそう。
まあピアノがかなりメルテン節過ぎるから仕方ない。

Judee Sill The Kiss - Remastered for ancient

『ここに来て 抱き締めて 飛び方を教えて欲しいの』

数年前、wonkのラジオでかかっていたときに知ったフォークシンガーjudee sill。初見では天国に音楽があるならこんな風だろうかと感じた程に空高く響いたものである。そして帰宅後詳しく調べて浅ましい感想を恥じたくなる位に彼女の壮絶な人生に驚いた。
まさか70年代の歌姫で既に故人とは思いもよらず…

当時聞いた曲は恐らく幻のアルバムdreams come trueのthat's a spiritだと思うが、著作権関係かSpotifyではグレーアウトしてたので今回はこちらを。
美しさの裏にうっすら滲むどうしようもなさがただ切ない。

Matthias Bartolomey,Klemens Bittmann,BartolomeyBittmann Insieme for ancient

jazz auditoriaの配信で知ったチェリストのバルトロメイ、マンドリン兼バイオリニストのビットマン両氏によるウィーン発プログレッシブデュオの新譜より。
複雑なトリルメロディはたった二つの楽器で出来てるとは思えない程分厚くストイックで荘厳だ。

…と思えば中盤からラテンっぽいリズムと叙情的なマンドリンが目立ち始め、ラストではシャウトじみた
歌声が反響し出す。高揚感を抑えられなくなったかな?とあまりに楽しそうで情熱的な彼等を見るとこちらも思わずamazing!などと歓声をあげたくなってしまうものである。
https://youtu.be/jJ7cjbr3jos

yeti let you notice みんなの歌 for ancient

「お前等みたいなクズが生きてるせいで
  クソッタレみたいな人生を生きている」

friendship所属の4ピースバンドyeti let you noticeが送る子供に聞かせてはいけないタイプのみんなのうた。メロウな声による出オチに近い詞はfulusuの対バンで知った後衝撃を受けたものだ。

『自己嫌悪すら嫌になったらここにおいで。多分僕達の方がもっと醜いよ』というアーティスト紹介ページはあまりに独特で人を選ぶだろうが、週末になってしょうもないミスが多数露見し最強に駄目な今の私にとってはこの位が心地よい。
ああどうしようもねえ自分よ、
仕方ないからまた明日から頑張れ。

Masayuki Suzuki 違う、そうじゃない for ancient

「違う違う 違う違う、そうじゃない」
https://youtu.be/PmEpx-Ywr2w

最早説明不要であろう絶妙な汎用性で随分前からネット上でスラングと化していたマーチンこと鈴木雅之氏の名曲。なんと此度「どんな角度であれ知ってもらえることが有難い」とthe f1rst takeでリアレンジされた一発撮り動画が公開された。コメントでも既出の感想だが御歳65で楽器にも全く負けていないソウルフルな歌唱が大変かっこいいのだ。

Jesus Molina,Guy Bernfeld,Euan Leslie,Eric Marienthal,Marcus Prince Worthy Lamb for ancient

16年にラテングラミー賞に輝いたコロンビアの若き天才ピアニストjusus molina氏のクールに暴れるジャズフュージョンを。
サックスとリズム隊の掛け合いがたまらず、中盤から姿をチラチラさせてくるシンセの走りもとても渋い。
その完成度はリスナーのリクエストでこれを聞いた
メロウデュかおり氏も唸る程である。
私もアルバム探して買おうかな…
https://youtu.be/Sv8ZLE1gwVo

colspan Decision for ancient

2年前に12ヶ月連続シングル配信リリース後、playwright移籍後初となるフルアルバムをリリースしたcolspan。のっぴきならない事情でbaが卒業してからは3人で活動し定期的に新曲を出している。
これはjizueのgt井上氏も製作に関わっておりバンドとしても自信作と思われるが、実は個人的に曰く付きなナンバーでもある。

なんでかってこれ、途中ギターのリバーブがパトカーのサイレンに似た聞こえ方をするんだ…当時免許取り立てで渋滞に巻き込まれた私は不安で頭が一杯になり以降ドライブで聞けなくなってしまった。難儀。
https://youtu.be/oTFHt778t1g

you you you all the same Cloud Dwellers for ancient

メロコア出身のメンバーで結成されたストレスフリーなインストバンドyou you you all the same。
Spotifyでいつの間にかフォローし今ではその理由も忘れてしまったが、コミカルかつダンサブルでありながらどことなく優雅な雰囲気も感じる柔らかなギターがとても素敵。

この曲は清涼感あるロックながらELLEGARDENの弟分(らしい)calendarsのvoがゲスト参加しており、
中盤からより爽やかになり雨と低気圧でいつもと違う疲れ方をした身体にも優しく染み渡る。ああ、いっそ
このままうとうとしてしまいたい…

ハイスイノナサ 都市の記憶 for ancient

「時計を操作して 貼り付けた迷路に書き込む」

旧体制のハイスイノナサが残響レコードより09年にリリースした音源でエレクトロ色の強いナンバーを。
独特なピアノと透明感あるボーカルが合わさり最強に見える(ブロントさん)ポストロック感は初期から健在で、これは不可思議な音色と時折挟まる空白が印象的で標題通り誰かの思い出を追体験してる感覚に襲われる。断片的な詞もはっきり聞き取ることが難しく、
調べてみても「いや、こうも聞こえる」といった感じで記憶らしいぼんやりした聞き味。
そこが個人的にはとても好き。

Dave Weckl Hard-Wired for ancient

メロウデュのDr.YAGI-CHANG氏が自身のコーナー「パーカッションでクエスチョン」で先週出題したのが85年にチック・コリアのエレクトリックバンドでも活動したフュージョンドラマー、デイヴ・ウェックル氏の名言である。私は当時ぼーっとそれを聞いていたんたが、途中で流れたこの曲がつかみからかっこよくて思わず目が覚めたものである。

常日頃フュージョンを推してるラジオなので当時お得意のカシオペアか?と反射的に推測してしまう程度に軽快で耳馴染みのよいホーンセクションは音楽好きは勿論ゲーム好きにも響くものがあるかもしれない。
しかもこれ94年のアルバムトラックなんだとか…凄過ぎる。

MELRAW Warriors for ancient

king gnuやwonkのサポートの他、マルチプレイヤーとしても活躍する安藤康平氏のソロプロジェクトシングル。synchronicityでgatoと同時期に知った彼もまたとてもムーディでオシャレなジャズトラックを作るアーティスト。

これはいつもジャケットを彩る硬派なマスコットが少しコミカルで、シンセも割と爽やかめ。しかしサックスはいつもの様にキレッキレでスタイリッシュだしウィスパーボイスのエフェクターも絶妙だ。辛口のアルコールと一緒に嗜みたい、ただ私は下戸である。
https://youtu.be/fMvJ8vFDltE

Scarda Smetto quando voglio for ancient

職を追われた7人(※後で3人増える)の大学教授が違法薬物の製造に手を出したことをきっかけに、それなりの天才肌となけなしの正義感を抱えて現実に立ち向かうイタリアンコメディ「いつだってやめられる」の初代エンディングテーマ。

調べたところナポリのシンガーscardaことnico scardamaglio氏による書き下ろしで、寂しげで優しいラヴソング(らしい)。久しぶりにまた見返したいという備忘録のついでに投稿。
https://youtu.be/y_zbZYv8rQw

NETWORKS Phoenergy for ancient

都内で活動するベースレス3ピースバンドnetworksの大作ポストロック。10分越えのボリューミーなトラックながら合間合間で場面転換も多く、長くても全く飽きない。全編通して垣間見える浮遊感とリズムはどこかハピコア的でもあり、彼等の掲げる「楕円運動のダンスミュージック」を体現してると言えるのかもしれない。

ただ実際のインタビューとMVは独特かつ一部が物理的に難解な為、真剣に見ると人によっては酔いかねないので気を付けよう。前者でなるほどやっぱわからんとなった私より。
https://vimeo.com/130606356