Moses Sumneyの20年作。
強烈な歌声こそゴスペルやソウルといったブラックミュージック由来なことを感じさせるが、鳴っている音は室内楽やアンビエントな電子音楽やフォークに近く、それらを内省的な作風として融合している孤高の作品。
強靭さと繊細さの振り幅が、周囲の音響設計により一層際立っていて、ほぼビートがなくても劇的ですらあります。
実質ラストのこの曲は、比較的ストレートにクライマックスを迎えるソウルフルな曲。アルバムの流れで聴くと、長い自己探求の末に辿り着いた1つの境地であり感動もひとしお。
客演やシングルなどのリリースは多数ですが、本作のようなアートな大作をそろそろ待ってます。