paris matchの新作。最近は5年ごとにリリースしています。相変わらずイメージを裏切らない爽やかなサウンドだと思ったら、本人も"相変わらず"と言っていたので安心しました。
アップテンポの曲でもリラックスして寛げる聴き心地。そして、ミズノマリの歌の上手さに毎度惚れ惚れします。クールに歌いこなしているようで自然に感情が滲む、女神の微笑のような歌の表情が本当に素晴らしいですね。だからこそ、こうしたリゾートな歌も押し売りっぽくならず素敵です。
夏の作品と思ってたら、ラストが4つ打ちのクリスマスソングだったのが意外でした。でも、これがまた普段以上に温かみのある歌で、じんわり沁みる大団円です。
paris matchの6枚目(06年作)。不倫をテーマにしているので、コンプライアンス的にお薦めするのを躊躇いますが、それがあまりに惜しいほどに音のクオリティが高い作品。
特にオープニングのこの曲は、メロウという感覚の権化といっても過言ではないです。イントロのギターと管楽器だけで、舞台である夜の街が一瞬のうちに鮮明に立ち上がる。
そして、軽やかに明るさと寂しさを行き来するメロディと、そのニュアンスを微細に表現する歌声が、拠る辺なき心そのものな感じがします。
他の曲も良いです。あと音質がべらぼうに良いです。やっぱ歌詞だけ勿体ない…個人的には4thを聴く機会が多いです。