paris matchの6枚目(06年作)。不倫をテーマにしているので、コンプライアンス的にお薦めするのを躊躇いますが、それがあまりに惜しいほどに音のクオリティが高い作品。
特にオープニングのこの曲は、メロウという感覚の権化といっても過言ではないです。イントロのギターと管楽器だけで、舞台である夜の街が一瞬のうちに鮮明に立ち上がる。
そして、軽やかに明るさと寂しさを行き来するメロディと、そのニュアンスを微細に表現する歌声が、拠る辺なき心そのものな感じがします。
他の曲も良いです。あと音質がべらぼうに良いです。やっぱ歌詞だけ勿体ない…個人的には4thを聴く機会が多いです。