Sigur Rós
- 「Hoppipolla」アイルランド語 水溜りに飛び込むという意味を持つ言葉。純粋な喜びや子供のような幸福感を表す言葉らしいです。 子どもの頃のような純粋さは、ほとんどなくなってしまったが、それでも些細なことを楽しく感じる気持ちは、いくつになっても忘れてはいけないんだろう。 幸せはその瞬間を楽しんだり、面白がったりできる人の心にある。そう思う。
- Sigur Ros"Takk…"の"The Tape Variations"なる作品がリリース。Sidney Satorskyという人によるRework作品とのこと。 原作のハートフルな音の手触りをそのままにドローン化した、光に満ちた極上の音像を体感できます。 ギターの轟音が炸裂していたこの曲も、ドラマティックな音を一切排してこのとおり。これが恐ろしいほど自然に聴こえます。 これぞ20周年記念の真打といえる素晴らしい作品です。自分の好み過ぎて、ちょっと冷静には聴けないですね…
- Sigur Rosの07年作。旧作曲のスタジオ再録とアコースティックライブ音源という企画盤。後者は"Heima"というライブドキュメンタリー映画からの音源で、アイスランドの各地で演奏する映像も素晴らしいです。 この曲はダム近くの何も無い草原で演奏していた記憶があります。映画で見たアイスランドの大自然は雄大を超えて、人に虚無感を抱かせる人智の及ばなさを感じさせましたが、この曲の例えようのない美しさにも似たものを感じます。
- Sigur Rosが一時期出していた眠れるプレイリスト"Liminal"の第3弾(18年作)。当時全く追っかけてなかったのですが、最近よく聴いてます。 どれが新曲でどれが既存曲かもよく分からないものの、そんなの関係なしにぐっすり眠れる安心感。Jonsi & Alexに比べるとひんやりした感じがあり、少し趣が違います。
- Sigur Rosの99年作。長年聴いてますがやっとLPも購入しました。各面での区切られ方も意外と丁度良いです。 表題は"Good Beginning"の意とのことですが、作品としては、この胎児ジャケのように"始まりの予感"を描いていると思います。本作での美醜や悲喜こもごもが未分化で非現実的な時間感覚な中で奏でられているのは、胎児がこれからの一生を予言的に夢見ているようです。 全編の異様な音を浴び切った後に訪れるこの表題曲の穏やかさが、やっと始まりを告げてくれているのではないでしょうか。すごくホッとするので、作中でも今や一番好きかもしれません。
- シガー・ロスの中でもお気に入りの曲。 YouTubeの再生数が40万回を超えたとのことで公式Instagramでピックアップされていて、ひさしぶりに聴きました。 CDで聴いてたときはそこまでインパクトを感じていなかったですが、Liveで聴いたときは涙が止まりませんでした。 音の洪水に襲われて溺れそうになってたところで急にピタっと止んで、今度はものすごい静寂と悲しげな歌が響く。本当に心に響く演奏だった。この曲を聴くといつもそのLiveのときの光景と感情を思い出します。
- 雪が降るとSigur Rósを聴きたくなります。こちらは2012年のライブ盤で、4人体制の円熟した演奏が楽しめます。音だけでも凄いですが、モノクロの荒い映像が強烈なので視聴を強く薦めます。 この曲における限界まで助走して重力を振り切っていく演奏はやっぱりライブの方が圧倒的です。ものすごい力技だと思う一方で、ゆっくりと盛り上げていく展開とテンポは自然になるまで相当練られたんだろうなあと感じます。
- 寒い国の曲といえば 残響のテロルで、主人公がヒロインに何聴いてるのって訊かれて「寒い国の音楽」みたいなことを答えるシーンがあって、それがなんか好きでYouTubeで安直に「寒い国の音楽」って調べたらこの曲が出てきた いまだに聴くと残響のテロルを思い出す、夏アニメなのに
- 2022年に来日したアイスランドのバンド、シガーロスの10年ぶりとなるアルバム。ドラマーのオーリー・ディラソが脱退し、2012年にバンドを脱退したマルチ・インストゥルメンタリストのキャータン・スヴヴィーンソンが復帰するなどの紆余曲折を経てのリリースである。 やはりキャータンの復帰は大きいように感じる。アンビエント・ポストロックの代名詞でもある彼らのサウンドはわかりきっていたことだが、とても美しい。サウンドがすでにアイスランドの広大で美しい自然を体現させてくれるようだ。とても内省的なのに、全方面に外に向いている。2023年ならではの気候変動への警鐘なども考えさせてくれる。