グリッチ/エレクトロニカ界の中心人物Fenneszの2004年作。『Endless Summer』が代表作として挙げられる機会が多いが、この次作も引けを取らない素晴らしい名盤だ。
前作で打ち立てたノイズとポップの融合をさらに追求、アンビエント〜ドローンの催眠的な世界観が深化した。
アートワークの美しさも含め、ゼロ年代のエレクトロニカ作品でも傑出した存在感を放っている。
この曲は彼のメロディメイカーとしてのセンスが遺憾無く発揮された名曲で、ホワイトノイズの洪水の中に、オルガンのように荘厳に広がるメロディの泡が粒立っている。
断片的で抽象的ながら、クラシカルな一面も垣間見える。