今年一番聴いたアルバムがTAMTAMの"Where They Dwell"でした。LPでも相当再生しているので、一番聴いたのは間違いありません。
もともとレゲエ由来の都市的なメロウでリズミカルな名作を出していた彼らですが、コロナ禍を経て、従来の音楽性を煮詰めて蒸留した結果、"とにかく気持ちいい音"に昇華されています。
オリエンタルな音を入れたことで、ますます幻想性を高めていますが、タイトで柔軟なバンド演奏が適度な緊張感を維持しています。
雨乞いとは"雨を召喚する"ってことか、と妙に納得したこの曲は、全てがしとしとになる様子と、雨の多様な音とリズムを掬い取ろうとした表現全般が素晴らしいです。