TAMTAMの目下最新作(20年作)。都市型ポップスを鳴らすバンドの中でもとりわけグルーヴへの造詣が深いバンドで、ジャンル折衷を超越した風景が見えてきた傑作。
とにかく気持ちいいって書いて話は終わりそうですが、音の抜き差しと混合分離を自由にやっていて、最早リズム自体がメロウに聴こえてくるくらいに溶けます。かなり音の情報量が多いはずなのに、すっと聴けるくらいまで蒸留しているのも驚異。
この曲は彼らのルーツの1つであるレゲエ・ダブ的なスタイルに結構忠実なので、音の組み立て方を解読する糸口になりそう。このベースラインがめっちゃかっこいい。
コロナ禍でリモート録音したHome Editionも必聴。