TAMTAM
- 今年一番聴いたアルバムがTAMTAMの"Where They Dwell"でした。LPでも相当再生しているので、一番聴いたのは間違いありません。 もともとレゲエ由来の都市的なメロウでリズミカルな名作を出していた彼らですが、コロナ禍を経て、従来の音楽性を煮詰めて蒸留した結果、"とにかく気持ちいい音"に昇華されています。 オリエンタルな音を入れたことで、ますます幻想性を高めていますが、タイトで柔軟なバンド演奏が適度な緊張感を維持しています。 雨乞いとは"雨を召喚する"ってことか、と妙に納得したこの曲は、全てがしとしとになる様子と、雨の多様な音とリズムを掬い取ろうとした表現全般が素晴らしいです。
- 音楽的レンジが広いバンドで、ルーツのダブ志向はそのままに、ネオソウル、オルタナR&B、ヒップホップ、エレクトロまでを内包したオリジナルな音を鳴らしている。 この曲はダビーな音響処理でグルーヴィなサウンドとクロの瑞々しい歌声を溶け込ませ、ドロっとしていながらもクリアな音像も素晴らしい。 Jポップ的なメロディラインを持ちながらも(今も充分通用する)当時最先端の音楽へ目配せしたプロダクションにより無国籍感を醸し出している。 クロのボーカルは非常に魅力的で、彼女の歌を軸にしたアレンジにしたくなるところを、アンサンブルと並列されてフラットなバランス感覚にはこのバンドの鋭い美的センスが感じ取れる。
- Ford Trioというタイのバンドの新作EP。 この曲にはTAMTAMが友情出演。デモに彼らの演奏を被せる形で共演したとのこと。TAMTAM目線だと、残響少なく彼らの演奏が直に聴けるのが新鮮で良いです。タイトさとメロウさのバランスが良く、途中のテンポアップしてスローダウンするギミック的な展開もかっこいいです。 Ford Trio自体は、シティポップ的なメロウさもありつつポストロックなテクニカルな側面の方が強く感じました。なんかメタルっぽいジャケに見えたんですが、ハードなギターソロが暴れる場面もあり、非常に器用なバンド。東南アジアの歌謡感が薄めでクールです。
- 昨日の投稿で1,500回目だったようです。 最近はスローペースですが気楽に続けます。この前出たミューマガのディスクガイドが1冊で1,500枚くらい載ってたので、結構な分量ですね。 1,501回目は本日LPが届いたTAMTAMを。 歌も演奏も音響も等価に溶け合っていますが、それでも歌ものとして楽しめるポップさも残っていて安心します。和なメロディが印象的です。 特にラストのこの曲では、ルーツの1つであるレゲエ要素が垣間見えている佳曲で、良い感じに開けた幕引き…だけでなく、次曲にアウトロとして峠を越えた先に開けた世界を少し見せてくれます。 この音をメンバーの4人だけで完成させたのが凄すぎます。
- TAMTAMの新作。フルアルバムは5年ぶり。 幸運なことに本日出張だったので、移動中はほぼ本作をリピートしてました。とんでもなく素晴らしいです。 煌びやかで残響に満ちた音を浴びます。何も考えなくてよい気持ち良さがあります。音に浸る時間をしっかり確保している感じがとてもありがたい。リズムの間引き具合が開放感をもたらしているのかも…とポツポツ浮かぶ感想はありますが、圧倒的な気持ち良さのせいでまだまだ捉えられません。 本作を無限リピートで今年の梅雨と夏は乗り切れると思います。ありがたや。
- #FutureofMusic2024 TAMTAM 2008年結成したネオソウルバンドのTAMTAM。 初期はダブやレゲエの要素を取り入れたサウンドが特徴だったが、近年はネオソウルやR&B、シティポップなどを融合させた洗練されたスタイルへと進化している。 Vo.クロの柔らかく透明感のある歌声と、グルーヴ感あふれるバンドサウンドが魅力。 代表作には『Strange Tomorrow』や『Modernluv』などがあり、国内外の音楽ファンから支持を受けている。 ライブ活動も積極的に行い、フェスやイベントに出演するなど、シーンでの存在感を高めている。
- 電車に乗っていた。通勤時間だから、停車するたびに人が出たり入ったりした。満員だった。電車が乗換駅に停車すると、Kindleの電源を切り、鞄にしまってホームに出た。エスカレータへ向かった。ポケットからスマートフォンを取りだし、Spotifyを開いた。TAMTAMのジャケットをタップした。乗換案内の『白金高輪でお乗り換えです』と、Doorsのイントロが重なり、僕の耳に入った。遠く去っていく汽車が、そのまま泡になって消えていくような、幻想的なサウンド。乗換案内の言葉が音楽の一部になったようで、ちょうど現実と音楽の間にいるようだった。アルバムの一曲目、導入の曲としては、素晴らしいじゃないか!と思った。
- 今年上半期最もメロウだったTAMTAMの新曲。橋本徹監修のコンピに入る曲とのこと。Mad Professorのカバー曲です。 臆面もなくジャケの世界まんまですね。こんなもんなら朝飯前ってレベルでやってる感じがします。EPの濃厚さと比較すると拍子抜けしますが、ひとつひとつの音の気持ち良さには拘りを感じます。
- 魂は飛び去った いつか抜け出せると聞いた円の外側 https://m.youtube.com/watch?v=EKm6BJElfc8
- TAMTAMが新作EPで新たな境地へ。傑作だった前作"We Are The Sun!"から3年半超、折衷極まったグルーヴはディープなメロウグルーヴへ進化しました。進化というか一旦解体してゼロから組み上げたレベルのように感じます。 曲自体は相当凝っていて、歌もかつてないほどに演奏に溶け込んでいるのですが、小難しさは全くなく、何も考えずに音に浸ることができます。それでいて緊張感を保っているのは、レゲエ由来の粘り強いリズムに因るものかと思います。和風なフレーズが印象的なのが新機軸かもしれません。 たった5曲ですが大満足です。メロウな音にビビるというのはあまりない体験です。すごい。
- TAMTAMの目下最新作(20年作)。都市型ポップスを鳴らすバンドの中でもとりわけグルーヴへの造詣が深いバンドで、ジャンル折衷を超越した風景が見えてきた傑作。 とにかく気持ちいいって書いて話は終わりそうですが、音の抜き差しと混合分離を自由にやっていて、最早リズム自体がメロウに聴こえてくるくらいに溶けます。かなり音の情報量が多いはずなのに、すっと聴けるくらいまで蒸留しているのも驚異。 この曲は彼らのルーツの1つであるレゲエ・ダブ的なスタイルに結構忠実なので、音の組み立て方を解読する糸口になりそう。このベースラインがめっちゃかっこいい。 コロナ禍でリモート録音したHome Editionも必聴。