Oh Shu
- 王舟の19年作。"Big Fish"というタイトルの由来は分からないが、彼の音楽のいい意味での感情の希薄さは無表情でぼんやりしている魚たちに似ています。最近愛読するpanpanyaの漫画にも魚がよく出てくるけど、魚という存在の不思議さに興味があったりします。 久々に聴いても5年前の作品とは全く思えず、ここで立ち上るムードが何だか予言的とすら感じます。cero"e o"や柴田聡子"Your Favorite Things"といった現代の傑作群と並べても違和感がありません。全てが緩やかに連関し、その間を音を立てずに泳ぎ回っている自由さが好きです。 本作を上回る彼の新作が出てきたら熱狂します。
- 王舟がさりげなくリリースしたアンビエントフォーク的な作品集。こういう音を聴くと、彼がSSWであることを忘れてしまう。ジャケットの通りすぎてあまり言うことがない。自我のなさというか、ギターの弾き手すら風景の一部のような緩やかな悟りがあります。こういうのはなんぼでも出してほしいですね。
- 王舟の2ndアルバム(2016年作)は、前作とうって変わって完全に独りで制作されている。インストと歌ものが半々で、聴いても「ふーん」って感じにしかならないのだが、その「ふーん」が実に味わい深いというか他で得難い感じなのだ。 シングルではバンドによるブラジリアンレアグルーヴだったこの曲も、姿を変えて孤高の名曲となった。何にも寄りかからず漂っている、その醒めたバランス感覚がしなやかなグルーヴで一層輝いている。今日も黙って聴いている。
- ボン♪ ボボンボン♪ 昨日あたりから、Amazon Fire TVからSpotifyに接続できない障害が世界的に起きているらしい。我が家も漏れなく繋げなくなり、音楽をかけるときは甘んじてYoutubeの広告を聞き流してやり過ごしている。 この障害の予兆だったのか、一昨日の夜、Spotifyの「次に聞く」機能が壊れた。 壊れて、「次の曲」にかならずこの曲が流れるようになってしまった。 ボン♪ ボボンボン♪ 僕はその日UAを聞きたかったのに、どうしてもこの曲が流れる。 ボン♪ ボボンボン♪ 愉快なイントロが5回目くらいに流れた時はいよいよ噴き出した。 ボン♪ ボボンボン♪