Lucky
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Oh Shu Lucky for aoba_joe

王舟の19年作。"Big Fish"というタイトルの由来は分からないが、彼の音楽のいい意味での感情の希薄さは無表情でぼんやりしている魚たちに似ています。最近愛読するpanpanyaの漫画にも魚がよく出てくるけど、魚という存在の不思議さに興味があったりします。

久々に聴いても5年前の作品とは全く思えず、ここで立ち上るムードが何だか予言的とすら感じます。cero"e o"や柴田聡子"Your Favorite Things"といった現代の傑作群と並べても違和感がありません。全てが緩やかに連関し、その間を音を立てずに泳ぎ回っている自由さが好きです。
本作を上回る彼の新作が出てきたら熱狂します。