hanio
hanio bright
主に70年代から90年代の音楽を食べて生きてきました。
基本雑食です。
今の自分を作ってくれた愛すべきアーティストと楽曲に感謝して。
デヴィッド・バーンって、よほどイカれてるか、よほど天才なのかどっちかだと思う。
当時バイト先でBGMでかかっていたレコード。誰もいない隙に「誰のLPなんだろう?」とジャケットを見たもののHuey Lewisの文字が頭にインプットしきれず(笑)。忘れないうちにと思いバイト終わりにレコード屋に直行。ヒューイ・ルイスの[どアップ]を頼りに何とか買うことができた。あれから30年以上経った今でもドライブのお供として欠かせない名盤。
高三の同級生だったUくん。見た目は大人しくて真面目。学校でもそうやって振る舞っていたけど、放課になれば校則で禁止されてたバイトをし、免許を取りバイクにも乗った。そして酒もタバコも。そして彼は洋楽をほとんど知らない僕にディープパープルを教えてくれた。僕はお礼に彼が書いた小さなイラストを二枚
五百円で買った。彼は初めて自分の絵が売れたと笑った。たった一年の付き合いだったけど、彼は紛れもなく僕に多大な影響を与えてくれた一人だ。Uくん、今どうしてる?イラストレーターになる夢は叶ったかい?
昔も今もこの曲がかかると思わず飛び跳ねたくなる衝動に駆られるのだが、50過ぎたおっちゃんにはそれはもはや自殺行為なのである(笑)
大瀧さんも細野さんも松本さんも勿論良い。でも、でも、でも、でも。「はっぴいえんど」といえば「花いちもんめ」の茂さんのギターとボーカルなのだ。
10代で出会ってもう30年。自分の歩いた道を振り返る度、確認する度に聴いてきた。必死にもがいて生きていたあの頃の自分に言ってあげたい。「大切なもの」をちゃんと見つけたよ、と。そして人生まだ折り返し地点。次の「大切なもの」を探す旅をこの歌を口ずさみながら続けていく。
現在ジャズピアニストとして活躍している大江千里さん。
千里さんの描く詞の世界観と凛とした主人公が大好きだった。
音楽のフィールドは変わっても、彼が今まで紡いでくれた言葉たちは、私に忘れかけてた青春時代のパワーとエネルギーを思い出させてくれる。
「今日だけが明日に続いてる こんなふうに きみとは終われない」
この歌詞を聴く度、あの頃一生懸命恋愛していた自分に一瞬にしてタイムワープするのだ。
名曲揃いの「SURF & SNOW」。その中で一番好きな曲は?と聞かれたら、自分的には迷わずこの「恋人と来ないで」。大人の恋愛の憧れ、好き同士なのに何故別れるの?中学生の私にはとても刺激的な曲だった。そして、「涙はかくせても声がうるんでる」の歌詞が秀逸。やっぱりユーミンは天才。デュエット相手の岡田真澄さんの声がこれまたいいんだよなぁ。
バンド仲間のアツムくんに「このバンド良いから聴いてみな」と渡されたカセットテープがアルバム「INSTANT LOVE」。当時コテコテのめんたい系バンドを好んで聴いていた自分には、あまりにもおしゃれで洗練された音を出すBOØWYのサウンドはピンとこなかった。ところがそれから数年後、「JUST A HERO」であらためてBOØWYと再会し、すっかり虜になるのである。ネットなどない当時、仙台ではまだまだ知名度が低かったBOØWYを勧めてくれたアツムくんには先見の明があったんだと関心したものだ。
記念すべき初めて自分で買ったLPレコード「A LONG VACATION」。毎年冬物のコートと入れ替えに引っ張り出して聴くこと40年。時は移り変わりレコードからCD、そして今やサブスクで大瀧詠一を聴く時代になった。ここまできたらもはや腐れ縁も同じ。媒体はどんなものになったとしても、棺桶に入れてあの世まで持っていくつもりだ。