首謀者David Longstrethのソロ・プロジェクトとなった2017年作。
ブルックリン系という大雑把な括りには到底収まらない異形のインディー・ポップ作品で、R&Bへの接近も著しい。
それは彼がSolangeへの楽曲提供を通して獲得したソウル・ミュージックへの理解と愛着があってこそだろうか。
天才Tyondai Braxtonと共作とも言えるほど両者の個性が融合した本盤は、エクスペリメンタルで複雑怪奇なプロダクション。でも根底には人懐こいメロディが横たわっており、強烈な毒気と官能的なキャッチーさが分かち難く同居。
これはヘヴィなシンセと原初的な打楽器が入り乱れるバウンシーなR&B。