自宅の音楽棚を聴き返すその13。セルフタイトルなのにキャリア随一の異色作。バンドを解体し、Dave Longstrethが多数のコラボを交えて作成。ここで聴かれる要素(声の変調や、インディーロックとオルタナR&Bの接近)は、当時のトレンドでもあったと思うが、それをさらに拗らせて悪い夢を見てるかのような音像に。手軽に何度も聴きたい代物でもないけど、ここでしか聴けない音楽ばかりなのも確か。この曲なんかは鳥肌が立つ美しさ。
やっぱりDaveのソングライティングは一流だし、ボーカルも素晴らしい。でもやっぱりバンド形態に戻ってくれてホッとしている。