Spiritualizedの2001年リリースの4作目。
Jason Pierceのソロプロジェクト化によって前作から大転換を迎えたバンドは100人にも及ぶ巨大オーケストレーションを従えて狂気のサイケデリックロックを作り上げた。
この曲はその極致とも言えるような、壮大でゴージャスな演奏が惜しみなく投入されたバラード。重厚なアンサンブルにサイケデリックなエフェクト処理が過剰に施され、不気味な白昼夢を見ているような感覚に囚われる。
これだけ偏狂的で執拗でリッチな音像なのに、歌詞は失恋を悔いた情けない自己逃避・自己陶酔というアンビバレントにクラクラしてしまう。
ゼロ年代屈指のサイケ・ポップ。