パラモアの「Running Out Of Time」は、ボーカルのヘイリー・ウィリアムズが自身の「時間管理の苦手さ」をユーモアを交えて自虐的に歌った楽曲です。
制作のきっかけは、19歳の時にテイラー・スウィフトの家を訪れた際の出来事でした。友人への贈り物を完璧に準備してストックしているテイラーを見て、ヘイリーは自分のずぼらさを痛感したそうです。
歌詞には「花を贈ろう」「カードを出そう」といった相手を思いやる「善意」や「気遣い」はあるのに、結局いつも時間がなくなり実行できない焦りが描かれています。理想の自分になれないもどかしさが等身大で表現された、共感性の高い一曲です。
Paramoreがアルバム『Paramore』を発表したのは2013年。それまでの要素がすべて消えたわけではないものの、バンドは新しいフォーマットになりました。
アルバムで最も強く印象に残った曲が「Ain’t It Fun」です。第57回グラミー賞のBest Rock Songに輝きました。
ギターとベースの音がとてもファンキーで、これぞ踊れるロック。Taylorの刻むギターはノリが良くて、曲の全体像を形づくります。Jeremyのベースはいつになく前に出て、身体を刺激するリズムを聴き手に届けます。そして、Hayleyの歌は華麗に、そして自由に舞い、曲の楽しさを体現しています。