八ミリフィルムのBGMに似合うようなイントロは、人生の走馬灯のような意味合いか。曲の作りとしてはそこまで盛り上がりはない筈なのに、非常に荘厳な曲である印象を受ける。
きっと街で見たら可愛いと感じるような老夫婦なのだろう、それは「ダーリン」と呼んでいるような所に現れている。「アポトーシス」の語源は「(枯れ葉などが木から)落ちる」らしく、まさしくこの曲のようである。世界を作る細胞の一つとして、後世に残しすぎず、静謐に、この曲のような別れをどうせなら迎えたいものである。
「空っぽ同士の腕で今 躊躇い一つもなくあなたを抱き寄せる 別れの時まで ひとときだって愛しそびれないように」