不気味で異質なジャケットのせいか、黄金期の70年代Curtis Mayfield諸作の中でも再評価の波に乗れない1974年作。
ただ中身は抜群に素晴らしく、他の名盤となんら遜色無い出来栄えだと思う。
ストリングスやホーンの導入を抑え、ソリッドなバンドサウンド主体のグルーヴはCurtisの持つファンクネスを炙り出している。
タイトルとは裏腹にクールなミッド・ファンク。
グチャっと絡みつくような漆黒のワウ・ギター、ドロドロに泥濘んだリズム・セクション、聖と性を同時に感じさせる官能的なファルセット・ボーカルと全てが完璧なCurtisの真骨頂。
謎めいたキーボードと効果的なホーン使いも見事だ。