ベースやキックの音が良いエレクトロニック・ミュージックは宝物です。Swedish House Mafiaの「Redlight」を聴くと、重くて地を這うような音が印象に残ります。
重なるシンセの音は美しく、それでいて不穏な空気を漂わせます。闇夜に灯る赤い光をイメージさせるサウンドです。
また、Stingの参加や、The Policeの「Roxanne」の詞や歌メロが使われている点にも注目したいところです。オリジナルの曲調はレゲエ・テイストに軽快さを感じる一方で、「Redlight」では緊張感に満ち、張り詰めた空気が漂います。その落差が魅力的です。