エリック・サティの「グノシエンヌ第1番」を引用したあの名曲もまた、Fマイナー(♭4)だった。
重く引きずり込まれるような残響のなかで、2024年に逝去した継母ジョアンへの、あまりにも生々しい肉声を語り始める。
どれほど時が流れても、大人の理屈を並べられても、どうしても割り切れない感情。
しかし、過去を乗り越え自らを解き放っていく(Let it go)プロセスが描かれたとき、♭4の深海にほんの少しだけ、救いの光が滲み出してくる。
『Confessions II』調性マップの旅#4
https://note.com/deft_zephyr6907/n/nac30804ceaf2