THA BLUE HERB、札幌。近年のBOSS は YOU THE ROCK★や dj honda等との共作もあり、勢いはとどまることを知らない。2019年に『THA BLUE HERB』と題された二枚組セルフタイトル作は、一貫して変わらない草冠と音と言葉が濃密度で凝縮。
あたかも若いリスナーをも歓迎するかのような懐の深さが滲み出てるのも事実。"もっとこっちに" と。
TBHの「真空状態に飛ばす大脳内 言葉で埋め尽くされた気分はどうだ」みたいな、リスナーに直接語りかける体のリリック、全部痺れる
THIS’98の「針は変えたんだろうな?」とか孤噴の「ひょっとして何か成し遂げたつもりでいるんじゃねんだろうな」とかもそう
こんな感じでリスナーに釘刺しておきながら、AME NI MO MAKEZなんか特にそうだけど、「合言葉は雨にも負けず」っていうこの「合言葉」っていう単語一つで、聞いてる側が仲間になった気分になるというか、そういう、聞いてたら自然に連帯してくるような仕掛けがこのアルバムには散りばめられてる。この仕掛けも”釘刺し”リリックのフリがあってこそ
友人宅にあったCDを借りて聴いた時の、札幌にこんな凄い人がいるのかという驚きと、北海道で同じ空気を吸って生活していることの優越感に浸ったことを思い出します。
リリックに込めるメッセージを、威風堂々とした立ち振る舞いで放つ姿に、初めてヒップホップのイデオロギーというものを意識しました。
プレシャスで観たTHA BLUE HERBは最高でした。