現代ジャズの寵児Sam Gendelがスタンダード・ナンバーをカバーした2020年作。
とはいえ単なるカバーだと思うと火傷する、非常にプログレッシブで風変わりな音楽だ。
これはジャズなのか?という問いすら無意味に思える、ユニークで自由闊達な音の戯れがとにかく愉快な作品。
この曲はCharles Mingusの代表曲にして数多くのカバーが生まれたスタンダードだが、原曲とは全くの別物。
摩訶不思議な音色が転がるように踊り、加工されたサックスが空中の中に溶け込んでいく。
インタビューによるとコンピュータで作られたという、人工ボーカルが無表情でいながらも得体の知れないエモーションを誘発。