平井堅の2003年5thアルバム。
収録曲「大きな古時計」が大ヒットし、一気にお茶の間のスターに成り上がった記念碑的作品だけど、中身は良い意味でごった煮状態。
前作までのR&B路線、その後の王道Jポップ路線の両軸が混濁した様相はある意味で最も平井堅らしい作品と言えるかも。
1曲目のハイテンションなファンキー・ポップから畳み掛けるようなブラック・フィーリング溢れる前半が特にお気に入り。
特にこの3曲目が白眉。
スムースで清涼感の溢れたミドルR&Bで、当時のUSシーンへの目配せも抜かりないが、Jポップシーンでも通用するウェットな歌謡感覚でしっかりチューニング。
歌の巧さは言うまでもなし。