腰痛の危険因子に、「前かがみの動作やひねり動作が頻繁にある」といった物理的な要因だけでなく、「仕事に対する満足度が低い」「上司のサポート不足」といった心理的な要因が影響しているのです。変意外に感じる方も多いかもしれませんが、人間には痛みを感じると、「オピオイド」という痛みを抑える物質を分泌して、苦痛を軽減する神経回路があるのです。
しかし、精神的なストレスがかかっていると、この回路がうまく働きません。メンタル状態が悪化しているために、普段は耐えられるようなちょっとした痛みにも過剰に身体が反応してしまうというタイプの「痛みの悪化」があるのです。
鈴木裕介『心療内科が教える本当の休み方』P27