昨日トクマルシューゴの新作聴いてて、この曲気に入った。
どうやら2020年の配信シングルだった。
「先世の振り子」をローマ字表記したタイトルだ。
前衛的で有りつつ、アコースティックの範囲で収まっているのが聴きやすい。
MVも磁力を駆使して、オモシロイ。
https://youtu.be/Rj_LuRBRamo?si=fCb8L_RwSb3hyOR9
Shugo Tokumaru(トクマルシューゴ) - Counting Dog
トクマルシューゴの待望の新作。18曲40分という構成で、矢継ぎ早に躍動感溢れる曲を浴びることができます。全編で声を重ねまくっていて、そのコーラスの厚さが個人的にはとても好きです。
圧倒されっぱなしですが、特にこの曲のカエルというかアラビックなフレーズにはびっくりです。こういう曲でインパクトを残しつつ、静かな曲ではくぐもった音が非常に美しいです。
今のところ、ただただ圧倒されっぱなしです。
アルバムを出す間隔が2年、4年、8年と倍々になってます。16年待ちたくはないですが、それぐらいは余裕で耐える作品かと思います。
トクマルシューゴがついに新作を出すとのことで、この前作からもう8年も待っていたのかと、時の流れを実感しています。
音の出るものなら何でも使って魔法の小箱のような音楽を作り出す彼ですが、本作ではその箱庭感を打破しようと試みている感じです。音のメリハリが従来よりかなり大きく、大味になるのを周到に避けつつ、ダイナミックな音に仕上げているのが凄いです。
一方で静かな曲はしっかりクールダウンさせてくれます。ギター独奏のこの曲は、一瞬彼の作品であることを忘れそうなくらいギター職人的で浸ってしまいます。新作楽しみです。
#FUJIROCKFESTIVAL2024ラインナップ
トクマルシューゴ
トクマルシューゴの2nd(05年)。ボーナスが出たのでタワレコとブックオフでとりあえず散財、本作を確保。
次作以降は色んな楽器の音をポップに鳴らしてどんどん開放的になっていきますが、本作では夢見心地なサウンドスケープを披露しています。特にこの曲は掛け値なしな美しさで、眠りと目覚めのあわいに見える光り輝く景色が現出されているようです。
他の曲も繊細な美しさが堪能でき、本人のコーラスがたっぷり聴けるのも良いです。
そろそろ新作が聴きたいと思いながら、徐々に過去作が手元に揃いつつあります。
音足さないで原曲のパラを再構成したタイプのリミックス
あの日は都内雑居ビルの中のライブハウスにいて、自分のバンドのリハーサルを始める瞬間に、揺れた。今でもあの長い揺れと、震源地と震度がわかった時の衝撃は忘れられない。バンドの中には東北が故郷の親友がいたから。
余震、家に帰ってから帰宅困難者になった友人たちに情報を送りながら、テレビのテロップに出た文字「警官が浜辺で100人以上の遺体を発見」を見た時のショック、物がなくなったスーパーでかろうじて買えたものを持ち寄って数人で作ったご飯、計画停電、いろんなことを思い出す。あの日ライブハウスでやるはずだった曲(たぶんこれ)を聴きながら、祈ること備えること今でも出来ることを考える。
#TSUTAYAこれは聴いておきたい不滅の名盤
トクマルシューゴ『EXIT』(2007)
楽器なんて出来なくても音楽が出来ることを知らせてくれたトクマルシューゴ。
彼は多重録音を駆使し、非楽器の音を紡いで曲を作っていく。
と、言っても彼自身楽器は演奏出来るが。。
音楽の可能性を示してくれているようだ。
またトクマルシューゴ自身、N.Y.のインディーレーベルよりデビューした逆輸入アーティスト。
世界中から注目される存在となっている。
この曲聴いても独創的な世界観に心奪われる。
彦摩呂風に言うと、「音の宝石箱やぁ!」
トクマルシューゴを初めて知ったのは学生の時。音楽はCDを持ち歩いて聴くこだわりのある、同じ軽音部のいい意味でちょっと変わったギターの先輩から「まゆちゃんこれ好きだと思うから聴いてみ」と言われて借りたのがL.S.TとEXITのアルバムだった。先輩よ、いい教育をありがとう。
親友宅にて音楽を流しながら最高にふっくらなホットケーキを焼き上げようと試みている最中、ふと流れたトクマルシューゴに合わせ
「らむひーらむひー!」と歌いながら踊るデタラメ・ラムヒーダンスをおもむろに始めたのをみて、そんなことをふと思い出したよ。
ホットケーキは焦げた。
ポップな曲なのに詩は結構暗くて、この人根暗なんだなって思って、仲間だなって思った