
yuzuko
自分好みな曲の備忘録。
80〜90年代のAORを聴いてきたので今のシティポップブームがうれしい。コード進行とか難しいところは全然わかりません。
女性ボーカルの曲をあまり聴かない方だけど、最近iriだけはよく聴いてる。洗練された大人な声質は、ゆったりしたい時に最適。Yaffleつながりで惹かれるのかもしれない。
セルフカバー曲。曇り空と寒い季節がキリンジにはよく似合う。作詞が松本隆氏だからなのか、いつものキリンジよりもロマンチック。それにしてもこの主人公は、すぐにまた違う女の子を好きになりそうな気がしてならない。
iriの洗練された声とTAIKINGの甘めな声が混ざり合う、ふんわりした日常ソング。オシャレな大人の雰囲気が素敵。暮らしに馴染んでゆくような心地良さを感じるサウンドでも、ギターのリフがきっちりかっこいいのはさすが。お散歩で聴いたら、いつもの見慣れた風景が特別に思えてきそう。
これも聴いた瞬間に元の曲がわかるけれど、ちゃんとKIRINJIの世界感にはまってる。エフェクトのかかったスモーキーな声とキラキラな音が、あの日の海で煌めく何か(あえて)を感じさせる。KIRINJIになってからの曲の中でもかなり気に入ってよく聴いている。
明らかにあの曲というド直球なオマージュに、並々ならぬ愛を感じる。もちろん真骨頂の憂いを帯びた歌詞も最高で、あたたかくてちょっとほこりっぽい春風が吹き抜けていく情景が目の前に広がっていくよう。ゆるゆる続いていくようなグルーヴ感が心地よい。
古内東子に続き、もっと聴かれてほしいシティポップ。「チルい」という言葉がもし当時にあれば、paris matchはまさにそれ。都会的でキラキラしすぎていない大人な音楽は、当時の邦楽の雰囲気からはおそらく異質だったのだろう。むしろきっと今の時代の方がしっくりくる。「Saturday」と迷ったけど、今回はこちらを。
すぐに口ずさめるシンプルでやわらかなメロディ、あったかい音。こんな曲も作れるんだ…といつもながら驚かされる。そして聴きやすいと思わせておいて、バチバチなTAIKINGのギターにハッとさせられたり「ぶちぬかれ」なんて言葉を普通こんなに美しく歌えます?等々、じっくり聴く人も楽しめる。「好きだよ」なんてどストレートにあの声で歌われたら誤解したくもなるけど(というか一瞬誤解した)、もっと好きになれる自分を求めて、今の環境とお別れしようという意味で捉えた。「さよならべいべ」と地続きなのかな。
同じ時代に生きていてよかったと思えるアーティストに出会えることは、なかなかあることではない。この曲を初めて聴いた時にあまりの才能に衝撃を受け、とにかく元気で長生きしてくださいと願わずにはいられなかった。
ドラマ主題歌で最初は声にエフェクトがかかって誰が歌っているか伏せられたまま、最終盤にこの曲とMVが解禁された時のVOLT-AGEよ。YONCEのいい感じに荒れてる魅惑の歌声とそれを支える盤石にもほどがある布陣。とにかくメンバーが強すぎる。
「STAY TUNE」は聴きすぎた…。Suchmosが活動休止した時にそのうち似たようなバンドが出てくるのかと思っていたけれど、こんな曲を作れるのは後にも先にもSuchmosしかいなかった。アシッドジャズはイマイチわからない、でもとにかく復活を待ってた。
春らしさがある「come again」も良いけど、しっとりしたこの曲も好き。m-flo初期は今も気持ちよく聴ける名曲揃い。甘いのに大人っぽさもあるLISAの歌声が、都会的なトラックに合う。LISAが脱退した時は悲しかったから、再結成はとてもうれしい。
キリンジもKIRINJIも好きだし、エイリアンズもDrifterも好きで、もちろん兄も弟も好き。それは同時に成立するものではなかったのか?という永遠の問い。描きたい世界観や情景を、ここまで繊細かつ的確に音や日本語に落とし込める人って他にいるのかなといつも軽くドン引きしながら聴いている。
この曲ファンからの人気も高いのに、収録アルバムごとSpotifyになくて残念。これが聴きたくて99年のツアーに初めて行った。しかも確か風疹にかかったとかで、公演延期になったのも覚えてる(当時はSNSなんかなかったから、会場前の貼り紙見て愕然とした)。生で聴きたいと強く願った曲は、本当に最高だった。マイベスト。
「Tripping Out」が聴きたくて買ったアルバムだったけれど、最後に収録されてたこの曲が1番のお気に入りになった。発売年…1980年!?今聴いてもおしゃれでかっこいい。
「September」つながりでこの曲。同じ曲調を狙ってもBruno Marsが作ると糖度甘めになるのは仕様か。MVを初めて見た時は、あまりにもEarth, Wind & Fireすぎてニヤニヤしてしまった。
「September」「Let's Groove」「Fantasy」等々が有名すぎるあまり、陽気なディスコサウンド奏でてる人達なのかと思いきや、こんなAORも素敵に歌ってる。とにかく明るすぎる太陽神達の宴状態のアルバムの中で、異彩を放つ名曲。
おそらくファンの中でも人気の高い曲。個人的にも一番好き。疾走感のあるグルーヴがめちゃくちゃ気持ちいい。歌詞にある「September」よりも踊れる。そして最初から最後まで一気に駆け抜けるCateenのピアノ!高揚感ありすぎて事実無限リピート。
最初に聴いたのはSING LIKE TALKINGによるカバー版。開放感のある心地良いAORサウンド。当時カナダに留学する友人に「お土産何がいい?」と聞かれて、カナダに行くならと頼んだのがこのアルバムだった。
めざましテレビで1stアルバムが特集されているのを見て、その日のうちに購入。その後の10年くらいは本当によく聴いた。なによりもこのザラッとした手ざわりのある声質が素晴らしい。ファンクというジャンルを知り、初めてライブにも行った。長かった中2病を支え、大いに拗らすのを助けてくれた。
ここ数年のシティポップブームで「それ風な音楽」を作る若手のバンドは本当に増えたけど、表現したい音楽性と世界観がここまできっちりしているバンドは離婚伝説の他にいるだろうか?サウンドもさることながら、のびやかで艶のある歌声が上質。またこの曲は先に紹介した古内東子「OK,OK」とギターリフがよく似ているので、彼らが古内東子の音楽を聴いてくれてたりしないかなあと密かに思っている。あと海老。
もっともっと評価されるべき、シティポップの先駆者の一人だと思っている。都会的でメロウなAORサウンドは今も色褪せておらず、令和のシティポップにも受け継がれている。
FM局でパワープレイされてたのでMV見てみたら、昔々のiPodのCMと見間違うっていうか完全にオマージュで一瞬でぶっ刺さったのがこの曲。Penthouseが得意とする遊び心のある歌詞と明るくソウルフルなサウンド、そしてめずらしい男女ツインボーカル。聴くだけで陽キャな若者気分になれる、気がする。
ひたすらに透明感があって美しいその声は、村下孝蔵の生まれ変わりかと思っている。それにしても音から歌詞、ビジュアルまで、ここまで徹底して昭和後期〜平成のレトロな世界観を表現できるって何者なのか。シティポップの中でもおしゃダサ心地良いの最高到達点にいるのが彼ら。
初っ端から「Thousand Knives」が真っ先に浮かぶピアノの旋律。さすが坂本龍一をリスペクトしているCateenのピアノ、洗練された音が心地よすぎ。そこからのパワフルなゴスペルには驚かされる、しかもラップまでやっちゃうの?Penthouseの武器がこれでもかと繰り出される贅沢さを味わえる。
星野源らしい独特なメロディラインやリズムはそのままに、よりエバーグリーンな雰囲気を感じさせる一曲。レトロ感のあるピアノの音が美しい。水や空気のように、日常に溶け込むような音楽。