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ヌマッチノオト
音楽系ブログ「ヌマッチノオト」をやってます。
https://nnooto.xyz/
気に入った曲を紹介しているブログなので、まさにそのまま、気のまま、気に入った曲を紹介する感覚で、ここでも好きに書いてます。見に来て下さった方も、お気に入りの曲が見つかりますように!
アナ雪のイメージがある彼女だが、ボカロを歌っている彼女も好きだ。
中でもこの曲が個人的に1番のお気に入り。歌詞にあるように、歌の世界に「吸い込まれるような」感覚になるのが気持ちがいい。
彼女の透き通るような歌声による力が大きいのだろう。素晴らしい選曲と表現力。
彼女の歌声のおかげで今まで聴かずにいたボカロも聴くようになった。触れる音楽の裾野を広げてくれたのだ。感謝しかない。
このようになってから書くのも違う気もするが、改めて聴くと、本当に素晴らしい作品だったので紹介したくなった。
もっと彼女の歌声を聴いていたかった。切ない。
グッと惹き付けられるタイトルにまず心奪われる。「1番は誰だろう」と。聴いていくうちに、白雪姫をモチーフにしているのが分かり、白雪姫がいなくても2番目は私じゃないと主人公が卑下しているのが分かる。しかし、最後に近づくにつれ、それでも進んでいくのだという強さに変化していく、前向きなストーリーになっているのがいいと思う。
もともとアコギで歌っている方でもあるので、歌そのもののメロディも素敵。歌とアコギの弾き語りだけでも成立できるくらい。
表題曲でもないし、MVもないので陽の目を見るのは少ない曲なのかもしれないが、それ故に紹介したくなった。もっと聴かれてほしいなぁ。
爽快感と青春感。これまでの彼らを語る上で避ける事は出来ないキーワードだと思っているのだが、それが今回の新曲には大いにに盛り込まれているように感じた。
サビの弾けっぷりが気持ちいい。さながら柑橘系の炭酸を飲んでいるかのよう。(彼らの曲中に登場するレモンに完全に引っ張られているかも)
最後の歌詞に「To alive by your side(あなたのそばで生きる)」という一節があるが、これも効いている。1人ではなく、誰かが傍らにいて生きる事の尊さを感じる。
モヤモヤする世の中だが、この曲の力を借りて爽やかな青春を感じてはいかがだろうか。
歌詞の言い回しが好み。
特に好きなのが、「ガラスの蓋」という言葉が象徴的に使われている部分。沢山の意味を含んでいて、曲に深みを出している。
壊れやすい点や蓋をしたところで中身(強がりの裏の本音)が見えてしまう点など、主人公の心を見事に比喩している。
タイトルの「黄色」も最初はなんのこっちゃよく分からなかったが、信号の黄色の事だと気付くのにそう時間はかからなかった。
片想いの状況下で、止まろう(赤)か進もう(青)か揺れている微妙な感情を「黄色」という言葉に置き換えている。
比喩は伝わってナンボなので、分かりやすさが抜群なこの比喩をタイトルに持ってくるのも実に策士だと感じる。
このヒリヒリするような感覚がする展開がフォーリミっぽいなと個人的に思う。今までの楽曲で例えると、「knife」や「fiction」に近い感じと言えば、この「ヒリヒリ」も分かってくれるのではないだろうか。
相変わらずえげつないテンポのドラムも「これだよ、これぇ!」とフォーリミらしさを感じて思わずにやけてしまう。
3分にも満たない楽曲だが、この短さで自分達の色を濃く出せるのは流石の一言。
3分未満の曲で勝負する大会が仮にあったとしたら、フォーリミは優勝候補だろうな。(WANIMA辺りもいいとこ行きそう)
彼ららしい、壮大な宇宙を思わせるスケールの曲。本当に宇宙やら星やら、天体を歌わせたら映えるバンドだとつくづく思う。
特に宇宙を感じたのは、全編で絶えず鳴っている、綺麗に澄んだギターのアルペジオ。
無数に鳴り続けている音の粒はさながら、満天の星空を見ているかのようだ。
こんなめちゃくちゃデカいテーマの曲を演奏しているのがスリーピースバンドっていうのもなかなかいい。
バンドでの最小限といっても過言ではない形式で、ここまで壮大な曲を作れるのだと思うと感動的とすら思える。
語感がとても気持ちいい曲だというのが、最初の印象。
歌詞にもちろん意味はあるのだが、歌が楽器の一部になって、音楽を奏でているような感覚になる。
メロディにしっかり収まっていて無理がない。
言葉が窮屈そうにしてないし、メロディにも強引さがないので、とても心地よく聴ける。
「そういやさ そういやさ」の部分がサビでもないのに異様に目立つのもいい。サビより頭に残るかもしれない(笑)
祭りでよく聞く掛け声の「ソイヤッサ ソイヤッサ」にしか聞こえない。跳ねるようなリズムとの相乗効果で、尚更、祭りっぽさが増す。ここのパート、特に好き。
自分より年下のアーティストから「僕はおっさんになった」という歌詞を聞いて、自ら逃げていた事実に目を向けるキッカケになった。
自分が学生時分に「こうなりたくない」と思っていた大人に近づいてしまっていて、最近嫌悪感を抱いていた。そんな矢先にこの曲に出会って、思い当たる節がありながら聴いた。
反省するとともに、最後には前向きで、胸のすくような気持ちになれた。
凝り固まっている自分をもっと柔らかくして、どんどんアップデートできるおっさんになりたいと思った。
皆、おっさんになってしまうのなら、誇れるおっさんになれたら絶対に特だよな。