kotozute
ことづて
刺さったままで抜けない言葉を、わたしの言葉に。
メロディが心地良くて好き。
途中途中で入る「ぴゅーん」みたいな音がかわいい。
<輝く星の中のスピカが行ってしまう 行ってしまわずに待っていてよ>
悲恋ソングといえばこの曲。
<あなたが気付かせた恋があなたなしで育っていく>
歌詞が全体的に戯曲っぽい気がする。言葉選びがおしゃれ。
落ち込んだときに聴きたくなる曲。
歌詞と曲調が優しくて、大丈夫だよ〜って言われている気持ちになる。
<君のかなしみをちょうだい今は笑わなくていいから 何処かに隠してしまった君のかなしみを僕にちょうだい>
不穏なストーリーに惹かれる。
葬式で出会った女性に引き寄せられて、次第に女性に会うために誰かの死を望んでしまうという歌詞。
<きみ>と<僕>がつながるシーンも、直接的な言葉を使わずにそれとわかる表現をしていておしゃれだなぁと思う。
イントロもすごく好き。
<目配せして席を外した 葬儀屋の裏で僕らはつながる>
<いつも誰かの不自然な死がきみのしたの茂みに火をつける>
かわいいの一言に尽きる。
恋人になりたての<あなた>と<わたし>だと思う。
<腕にくるんで〜>からの畳み掛けるような歌詞が、映像を想像しながら聴くと思わず息を止めそうになるくらい甘くてドキドキする。
<あなたがくれるものは痛みさえもカワイイ>の盲目さも好き。
脱力感がありつつ切実さがあって好き。
<ラブソングは届かないままで歌えば声が枯れるだけとわかっているけれど 君を乗せて走る夜行列車に僕の自転車よ追いつけ>
ちょっと情けない感じのする<僕>がいいなぁ。
曲自体はすごく短いんだけれど、その短い中で繰り返されるフレーズが<君>への気持ちを募らせていくのとリンクしている感じがする。
歌い出しからもう大好きな歌詞。落ち着くメロディと、歌詞に出てくる「あなた」と「私」の関係性が好き。
<「そんじゃまたね 明日ね」そんな風に今日を終えども明日なんて見たこともないのにさ随分あっけらかんとしてるわ>
<望むのは簡単だ あなたのいる未来がただこの目に映るくらいでいい 私はそれで眼福さ>
の部分の、不確かな未来に対する捉え方がいいなと思う。一緒に迎える明日を諦めずに自分が祈る感じ、とても好き。
的確に心を抉りつつ鼓舞してくる。夢や目標は誰もが一度は持ったことがあると思うけれど、それを追い続けることは難しくて、歌詞がぐさぐさに刺さる。
煽るような歌詞に、しっかりしなきゃと思わされる。
<守りたいのならそれなりに飛べ 背伸び程度で届くような空ではない>
<同情してか〜>からのメロディの変化が好き。
疾走感がたまらなく好き。MVも素晴らしくかわいい。
音に対して言葉が詰まっている感じが心地良い。
<今夜、22時、1時間のお風呂の後に携帯を見て君が画面だけの人になっても平気かもと思ってしまった>
ポップな曲調と裏腹に歌詞が切なくて、恋ってどうしようもないよなって感じが出ている気がする。
祈りのような曲だと思う。
遠く離れた<あなた>を想った、祈りの曲。
歌声と曲調の透明感と、タイトルとジャケットが相まって心が青く透き通っていく感覚がある。
<泣くなよなぜかさっきから胸が裂けそうなんだ 早くあなたのところまで連れてってほしい深い深い青>
聴いた瞬間、「わたしのことだ」と思った。
<人は好きだけど嫌いなの 私と書いて矛盾>
<口癖のように繰り返す 「でも でもでも…」>
さみしいけれどひとりがよくて、かまってほしいけど放っておいてほしくて、わかってほしいけどわかった気になられるのは嫌だ。人間くさいなぁと思う。
その人間くささがたまらなく愛おしくて、ここまでまっすぐな歌詞にしてくれたことが嬉しくて、自分のテーマソングみたいに勝手に思ってお守りのように聴いてしまう。
アルバム『透明な傘の内側より』にシークレットトラックとして収録されているアコースティックver.が特に好きで、頭で浮かべるときはいつもそちらバージョンが流れる。